劣悪な環境のため毎年550万人が死亡している

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環境汚染のため毎年550万人が死亡している。その半数はインド人と中国人である。米国企業ヘルス・エフェクツ・インスティテュート(ボストン)が発表した。

デリーと北京の大気汚染は日によっては空気1立方米あたり300マイクログラムであり、心肺が正常に動作する基準値の8-10倍となっている。

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一方、北米、西欧、日本は、より環境にやさしい燃料やエンジンの開発、石炭使用削減により、この50年で大気汚染問題を大きく改善している。

主要な汚染源は発電所、工場、自動車の排ガス、石炭や薪の燃焼である。これらから出る微粒子は長期間大気を漂い、土壌に降下せず、人間の健康にとって大きな脅威となっている。

「大気汚染は世界の死因の第4位だ。汚染の改善は非常に有効な健康増進法であり、そのために何をすればいいかもわかっている」。カナダのヴァンクーヴァー大公衆保健学部教授マイケル・ブラナー氏はそうコメントしている。

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