しかし、家族は犬を引き取りにきたのではなかった。「この犬を引き取る変わりに、他の犬を連れて帰りたい」との言葉を聞いたスタッフの驚きはいかばかりであったか。
家族によれば、犬は「父親の死を悲しみ、鳴いてばかりい」て、家族は我慢ができなくなった。「悲しみを乗り越えるためにも、シェルターに残ったほうが犬のため」だという。
犬と家族のフェンス越しの面会の様子が動画に記録されており、これがフェイスブックに公開されると、嵐のような非難が巻き起こった。
犬はズズと名付けられ、別の動物愛護団体の元で新たな家族を待っているという。犬は再び信頼し、愛するに足る人間の家族に出会えるだろうか。ロケットニュース24が伝えた。