02:43 2020年02月25日
社会
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ロシア下院(国家会議)のナタリヤ・ポクロンスカヤ議員は2日に発生したラスベガスの銃乱射テロによる死者の近親者へ哀悼の意を表したあと、事件をロシア映画『マティルダ』の封切をめぐる状況に擬えた。元クリミア検事総長のポクロンスカヤ氏は自身のFacebook上にこうした考えを公表し、「テロリストを相手にすると何もいい結果は生まない」と警句を発した。

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「我々の安全を見守るべき機関はいかなる放任も犯してはならない。ウチーチェリ監督の映画『マティルダ』をめぐって展開する状況へのあからさまな無視もこれと同じである。」

ポクロンスカヤ氏は、映画館への放火や『マティルダ』を理由に爆発を起こすという警告は半年以上も前からあったにもかかわらず、治安維持機関は何の対策もとらなかったと指摘している。

8月31日の深夜、ウチーチェリ監督のスタジオのあるビルに不審者によって火炎瓶が投げこまれる事件が発生。9月11日にはウチーチェリ監督の弁護士であるコンスタンチン・ドブルィニン氏の乗用車が放火されたほか、放映計画のあるエカチェリンブルグ市内の映画館のひとつも放火されている。

ポクロンスカヤ氏は『マティルダ』はラディカルな姿勢の市民を煽って急進主義やテロリズムへと向かわせている一方で、全権を有す機関は映画の放映許可が出され、上記のような事件が発生するまで何もせずに事をひっぱっただけだと手厳しく批判している。

ポクロンスカヤ氏はアレクセイ・ウチーチェリ監督の映画『マティルダ』の放映に反対するキャンペーンを精力的に展開している。ポクロンスカヤ氏は同映画はロシア正教会が列聖した皇帝ニコライ2世の人物像を貶め、信者の感情を侮辱していると力説している。

映画『マティルダ』は、ロシアの皇太子であったニコライ2世とバレリーナのマティルダ・クシェシンスカヤの恋物語を、二人が知り合った1890年から、ニコライが皇帝として皇后アレクサンドラと共に戴冠式を迎える1896年までの期間で描いた作品。

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