06:42 2020年04月04日
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英国で2018年1月1日に放送を開始した、BBCと米AMCの共同ドラマプロジェクト『マクマフィア』が、一部の視聴者の抗議にもかかわらず、第2シーズンに向け延長された。

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このシリーズの基礎となったのは、英国のミーシャ・グレンニー記者による2008年出版の著作『マクマフィア:真剣に組織された犯罪』。ストーリーが数カ国で展開されるため、俳優が世界中で求められた。アレクセイ・セレブリャコフやマリア・シュクシナといったロシア映画のスターが出演しているため、シリーズではロシア語が英語と並んで訛りなく使われている。

シリーズの主人公は、イングランドに亡命したロシアマフィア、ドミトリー・ゴッドマン(アレクセイ・セレブリャコフ)の息子、アレックス(ジェームズ・ノートン)。アレックスは英国の私立学校での学業を終え、父親の犯罪的な過去とは一線を画して、自らの投資ファンドに取り組むことを希望していた。しかし、この若者は家族の問題と結びつきから身を隠すことはできなかった。アレックスは自らの意思に反して、ロシアのギャングとも、ラテンアメリカの大手麻薬業者とも、バルカンの密輸業者とも協力することを余儀なくされる。

ジェームズ・ノートンの話によれば、「シリーズの主な課題は、今日の犯罪がどれほどグローバルになっているかについて語ることだ」。しかしどのみち、シリーズの制作者らは、反ユダヤ主義と、ロシアからの移民の否定的なイメージを作ったことで非難されている。

駐英ロシア大使館は、ロシアについてのステレオタイプを広めたとしてBBCを非難した。最初の数話が放送された直後、ロシア大使館の公式ツイッターアカウントには、「実際には何人のロシア国民が、英国の刑務所にいると思いますか?」とのアンケート調査が投稿された。

数日後、大使館は「10人未満」との結果を公表。これは現実に近い。2017年9月のデータによると、イングランドとウェールズの刑務所には35人のロシア国民が収容されている。他の国々、例えばリトアニアやポルトガルの国民の数分の1の人数だ。

ロシア大使館の他にも、似たような批判を英国の著名なジャーナリスト、アンドリュー・マー氏が表明している。マー氏は「イブニング・スタンダード」紙の自らのコラムで、『マクマフィア』がロンドンに滞在するロシア人についてのステレオタイプを実際にもてあそんでいることに注意を払っている。

団体「イスラエルを支持する英国の法律家」は、このシリーズがいかなる根拠もなく、イスラエルの実業家を侮辱していると発表した。

反対に、批評家の多くはこのシリーズを好意的に迎えた。『マクマフィア』は、ロシア国内も含め、視聴者の高い評価も獲得している。

シリーズの制作者らは、『マクマフィア』がロシア人について多くを語らず、その代わりに、犯罪の世界における、普通の人々の目から隠されている狡猾な関係について、かなり多くを語っていると指摘する。

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