米女性、墓地管理者らを提訴 「墓に吸い込まれ」

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米ニューヨーク州ロングアイランド島に住む女性が、地元の墓地にある両親の墓を訪れた際、墓に開いた穴の中にはまり込んだとして、墓地の管理者らを提訴した。

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ニューヨーク・ポスト紙が伝えているところでは、訴訟を起こしたのはジョアン・カレンさん(64)。2016年12月19日に両親の墓を訪れた際、「トラウマを与えるような」経験に見舞われたという。

裁判所の文書によると、墓石に供えられた花輪のリボンの結び目をカレンさんが整えようとして身をかがめたところ、足下の地面が落ちくぼんだのだという。カレンさんは前方に倒れ込み、墓石に頭部をぶつけて負傷。驚きと思いがけなさのあまり、カレンさんは後方に跳び退こうとしたものの叶わず、地面の中に沈み始め、さらに深くまで沈んでしまわないよう、手で墓石につかまっていなければならなくなった。

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カレンさんの弁護士、ジョゼフ・ペリーニ氏は、「12月の寒い午後、日没前の時間に両親の墓を訪れた時に、その墓に吸い込まれるというのは極めて恐ろしく、トラウマを与えるような出来事だ」と述べ、賠償金500万ドル(3億2340万ロシア・ルーブル)がカレンさんに支払われるとみているとつけ加えた。

ペリーニ弁護士は、隣接する墓を埋め戻した担当者らが地中に空洞を残してしまい、この空洞にカレンさんがはまり込んだのだと考えている。ペリーニ弁護士は、「今回のことはひどい話であり、このようなことは誰にも起きてはならない。墓地の上層部と従業員たちが今回のことから教訓を学び取るのだということを、私たちは確認したいと考えている。今後誰も被害を受けることはないということを確信したいのだ」と総括している。

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