ブルガリア人ボクサー 従弟の名を騙って出場し、リングで死亡【写真】

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ブルガリア人ボクサー、ボリス・スタンチョフが従弟の名を騙って試合に出場し、リング上で死亡した。21日、アルバニアのショコドラ市で行われた、地元のボクサーのアルディト・ムリヤとの対戦がスタンチョフの最後のリングとなった。スポーツニュースサイト「 boec.bg」が報じた。

消息筋によれば、ボクサーがいつすり替わったのかは不明。スタンチョフは従弟のヴェリチコフのライセンス、出場許可証、保険証を使用していた。このため、スタンチョフがどういうコンディションで最後のリングに上がったかは不明のまま。

​スタンチョフは数回のパンチを受けた後、転倒し、そのまま意識を失った。駆け付けた医療関係者もスタンチョフを救うことはできなかった。現段階で死因は心停止と見られているが、医師らによる死亡鑑定はこれから始まる。

今回の事件でスタンチョフが2018年から他人の証明書類で試合に出ていた事実が判明した。スタンチョフは従弟のヴェリチコフの名をかたって5度の試合にのぞみ、そのいずれもで敗退していた。スタンチョフはホテルでも従弟の名前の入った書類で宿泊していた。5度のうち2度の試合はイタリアで行われていた。

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