裁判所がアサンジ氏の弁護側の要請を拒否 審問の3ヶ月延期に関して

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「ウィキリークス」社の創設者であるジュリアン・アサンジ氏の弁護側が、関係書類の量が膨大であり、審理が困難なことから審問の3ヶ月間延期を要請した。しかし、裁判所はこの要請を拒否し、定例の審理を11月18日に行うこととした。スプートニクの特派員が現地の法廷の様子を報じている。

アサンジ被告 (アーカイブ写真) - Sputnik 日本
アサンジ容疑者は大使館でスパイ活動=エクアドル大統領
被告は服役しているベルマーシュ刑務所からビデオ通信で出席することが可能だと裁判官の評決に記されている。

アサンジ氏の引渡しに関する定例の専門的審問は、ロンドンのウェストミンスター地区にある治安判事裁判所で行われている。その目的は、今後の会議の議事日程を確定することにある。

「私たちは資料の調査のために3ヶ月を要請する。この事件に関する資料を先週受け取ったばかりで、これらは郵便で送付されている。投獄されているアサンジ氏はインターネットにアクセスすることができない。この事件に関する問題は複雑で、証拠の収集や弁護士による資料の調査が必要となる。」と語った。

また弁護側によれば、米国が「傍受」したというエクアドル大使館でのアサンジ氏と弁護士の接触時の情報に関して、その事実を論破する必要がある。

「アサンジ事件」

2010年にスウェーデンでセクハラ及び性的暴行の容疑がかけられたアサンジ氏は、 スウェーデンへの引き渡しを恐れて2012年6月からロンドンにあるエクアドル大使館に身を寄せていたが、2019年4月11日、米国の要請に基づき身柄を拘束された

ロンドンの裁判所はアサンジ氏に対し、保釈条件違反の罪で禁錮11カ月の判決を言い渡した。

米国当局は5月下旬、スパイ活動及び機密情報開示に関する17件の法律違反でアサンジ氏を追起訴した。米国に身柄が引き渡された場合、アサンジ氏は長期間の禁錮刑を言い渡される可能性がある。

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