15:04 2020年09月20日
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ソ連ロックをけん引した伝説的ミュージシャン、ビクトル・ツォイの追悼イベントが15日にロシアで行われる。この日はツォイ主演の人気映画「イグラ」(邦題は「僕の無事を祈ってくれ」)の復刻版が各地の劇場で上映されるほか、国営放送「第1チャンネル」ではツォイがボーカルを務めたバンド「キノ」がモスクワのルジニキ・スタジアムで行ったコンサートの様子が放映される。

ツォイの没後30年にあたる8月15日、ロシアでは国営放送「第1チャンネル」でツォイがボーカルを務めたロックバンド「キノ」が行ったコンサート映像が放映される。

​コンサートはモスクワのルジニキ・スタジアムで1990年6月24日に行われたもので、それから間もなくツォイは交通事故で他界した。​コンサートは7万人の観客を集め、1980年モスクワ五輪の聖火が点火されたほか、コンサート終了後は祝砲が鳴らされるなど、様々なエピソードが残されている。

​また1988年に撮影されたツォイのドキュメンタリー映画「イグラ」(邦題は「僕の無事を祈ってくれ」)もロシア各地の劇場で上映される。

​ツォイの没後30年を受けてロシアでは新作映画も公開される。映画「ツォイ」(9月3日に公開)を撮影したアレクセイ・ウチーチェリ監督はリアノーボスチ通信の取材に応じた中で、親交のあったツォイについてこう語った。

ビクトルは思っていることを発言しないタイプで、かなり内向的だった。でも、コンサートになると人が変わり、観客は虜になっていた。当時から毛並みが違うとは思っていたが、没後から30年経ってもなお崇拝される人物になるとは思わなかった。

ウチーチェリ監督はその神秘的な魅力の謎を解くため、映画「ツォイ」に取り掛かったという。

あの時から実に多くのものが失われた。でも、彼だけは例外だった……政治的な意味でさえ、彼の歌が今もなお現実味を失っていないことにはただ驚く。彼を映画に撮っていた頃、歌詞は面白いけれど、メロディーにしても、使う言葉にしても単調だと思っていた。時間と共に僕の考えは変わった。彼の言葉にはもっと多くのものが込められている。

​レニングラード(今日のサンクトペテルブルク)でツォイが暮らしていたマンションの近くには財団「ビクトル・ツォイの記憶」によるイニシアティブで記念碑が設置され、献花が行われる。

​ツォイは1962年6月21日にレニングラードで生まれ、19歳でロックバンド「キノ」を結成。作詞作曲はいずれもツォイが手掛け、ソ連末期のロック界をリードしてきた。

​ツォイは1990年8月15日にラトビアの首都リガ近郊で交通事故を起こし、帰らぬ人となった。享年28歳だった。

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