13:25 2021年01月24日
社会
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コロナウイルスの感染拡大で蒙った大損害をルーブル美術館は変わった方法でオークションを通じて補填することを決めた。そのひとつが『モナ・リザ』のプライベート鑑賞の権利を競売にかけること。オークションで鑑賞の権利を落札すれば、毎年の定期点検で防護ガラスを外された名画を直に眺めることができる。スカイニュースが報じている。

ルーブル美術館は、コロナウイルスのパンデミックによって予算にあいた穴をレオナルド・ダヴィンチの最も有名な絵画『モナ・リザ』を使って、部分的に埋めることを思い付いた。スカイニュースのサイトによれば、オークションに出されるのは『モナリザ』との対面。美術館で毎年行われる絵画の点検時期を利用し、『モナ・リザ』と一対一で向き合い、絵に接近して鑑賞する時間。

通常では『モナ・リザ』は間近ではとても鑑賞できない。絵から3メートルは離れ、人込みのなか、頭越しに拝むのが関の山だ。この名画は毎年壁から外され、防護ガラスを外され、絵の状態が調べられる。絵と直に接することができた幸せな人は過去に数人の世界的指導者以外いない。

『モナ・リザ』の他にもプライベート鑑賞がオークションにかけられる作品は20作あり、中にはピエール・セザンヌの作品(1962年)、ヴァシュロン・コンスタンタン社の特注時計があるほか、変わった趣向ではストリートアーティストJRと連れ立って、ルーブル美術館の屋根の散歩時間も入っている。

オークションンハウス側はこれらすべての落札価格を100万ユーロ超と見込んでいる。ルーブル美術館の側ではモナ・リザ』のプライベート鑑賞だけでも1万ユーロから3万ユーロは稼げるとみている。

世界の他の多くの美術館と同様にルーブル美術館もコロナのパンデミックにより大きな損害を被った。2019年はほぼ1000万人の入館者数だったのが、2020年は半年が閉館で、夏季の開館時も訪問者は通常の75%も減少した。専門家らの試算ではルーブル美術館の今年の損失額は9000万ユーロに達しうる。スカイニュースは、ルーブルは所蔵絵画、芸術作品は世界級の豊かさを誇るものの、財政的にはそこまで豊かではないと指摘している。

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