19:44 2021年03月05日
社会
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ナチスのノイエンガンメ強制収容所の元看守が米国の市民権をはく奪され、ドイツに強制送還された。この男性はこれまでドイツから年金を受給していたが、それには戦時中の任務に対する分も含まれる。男性の年齢を考慮すると裁判の可能性は低い。サイト「Spiegel」が報じた。

米司法省がフリードリヒ・バーガー氏(95)の強制送還についてプレスサービスで発表した。同氏はナチスのノイエンガンメ強制収容所のある「支部」の看守だったが、そこで自発的に収容者の監視を行っていた。収容者の多くはロシアやポーランド、オランダの外国人兵士の捕虜だった。

バーガー氏は米国テネシー州で暮らしていた。昨年の11月に同州で裁判が行われ、同氏の市民権をはく奪し、ドイツに追放するという判決が下された。判決では同氏の自供についても言及がされ、同氏は強制収容所の看守の任務を止めることを一度も申し出たことはなく、これまでドイツからの年金受給を続け、その中には戦時中の任務分も含まれているという。

同サイトは、バーガー氏がドイツに到着すると彼は空港で審問を受けたと報じている。ドイツのニーダーザクセン州ツェレ市の検察局は、元ナチス看守に対して殺人ほう助で刑事訴訟を起こしたが、その後、審理は止められた。95歳という年齢と健康面を考慮すると裁判の可能性は非常に低いと思われる。

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ドイツ, 米国, ナチズム
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