02:34 2021年07月29日
社会
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イエメンの貧しい漁師らがクジラの死体から、希少な天然香料の龍涎香(アンバーグリス)重さ127キロを発見し、5億円以上の収入を得た。漁師らは売上を当分に分配し、寒村の貧者にも分け与えた。ミドル・イースト・アイが報じている。

この奇跡の集団作業に加わったのはイエメンの寒村の漁師ら100人以上。クジラの死体は2月に発見されていたが、それを岸辺まで牽引、解体し、アンバーグリスを発見した後、交替で警備を続けながら買い手を探した。しかも無事買い上げられる前に漁師らは口論が起きないようにと分配方法まで決めていた。

漁師らの望んだことはすべて叶った。アラブ首長国連邦で見つかった買い手は13億イエメン・リラ(5億6700万円)を支払った。売上は前もって決めたスキーム通りに分配された。漁師たちはそれぞれが1300万円を受け取り、保管の警備を受け持った人たちには10万9000円ずつを支払い、残りは寒村の貧者に分け与えられた。

ある漁師の話では、誰かは家を建て、豪華な結婚式を挙げる費用にあてようとしており、大多数は同じ目的でこの臨時収入を使うという。

アンバーグリスはマッコウクジラの腸内で分泌される蝋状の物質。形状から「マッコウクジラの嘔吐物」とか「海に浮かぶ金塊」などとも呼ばれる。通常は香水を製造する際に固定剤として使用され、年代物であれば非常に高価になることもある。国際市場でのアンバーグリスの価格は、1グラムあたり最大で45ドル(約4700円)。運が良ければビーチで見つかることもある。

アンバーグリスを見つけて大金を得た例は他にも報告されている。今年2月、ニュージーランドのコレクターは数か所のビーチでアンバーグリスを見つけ、総額200万ドルを得た。また2020年12月にはビーチでロマンティックな結婚式を挙げていたカップルが偶然60万ドルのアンバーグリスを見つけて話題を呼んだ。

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