21:11 2021年08月03日
社会
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イタリア・サッカー界で大きな期待を寄せられていたセイド・ヴィジン選手(エチオピア出身)が日常的な人種差別による重度のストレスから自殺した。セイドさんはイタリアの名門サッカークラブチーム「ACミラン」のユースアカデミーでも活躍していた。5日に現地メディアが報じた。

先日、20際になったヴィジン選手の遺体は、イタリア南部カンパニア州の自宅マンションで4日に発見された。当初は病気が疑われていたが、5日に執り行われた葬儀の場でヴィジンさんが人種差別を苦に自殺したことが発表された。

ヴィジン選手は幼少期にイタリアの家族に養子として引き取られ、2014年にはミラノに引っ越した。そこで、有名なサッカークラブチーム「ACミラン」のユースアカデミーに招待された。 数シーズン後には地元カンパニア州へと戻り、そこで現地チームの「ベネヴェント・カルチョ」で活躍を続けたが、先日ヴィジン選手はプロ・スポーツから引退する決意を表明していた。

葬儀ではヴィジン選手が生前、友人らや心理カウンセラーに宛てたメールの抜粋が朗読された。ヴィジン選手は自身が受けた差別について、「どこへ行っても、どこにいても、背後から重々しい眼差しを感じる、その眼差しは猜疑心と憎悪、恐怖に満ちている」と記していた。

ヴィジン​選手の自殺を受け、イタリアのサッカー界では反響が広がっている。

交流のあったイタリア・ナショナルチームのジャンルイジ・ドンナルン選手(GK)は、「彼の素晴らしい笑顔と、彼が人生に思い描いていた喜び」を忘れることはないとコメントした。

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