20:50 2021年07月29日
社会
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イタリアのロンバルディア州西部で氷河「プレゼナ」の溶解を食い止めるため、研究者らが巨大なシートを使用した。同氷河は1993年から当初の容量の30%が失われている。サイト「Republic World」が報じた。

氷河「プレゼナ」は、イタリア最古のアルペンスキー場の1つで、旅行者向けに11月から5月にかけてオープンされる。1990年代の半ばから研究者らは同氷河の急激な溶解を指摘し始め、それを防止するための独自措置を研究していた。2008年からアルペンスキーのシーズンオフとなる夏季に、研究者らは特殊なシートで氷河を覆い始めた。このシートは太陽光を反射し、雪の低温を維持する。

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© 写真 : Sergey Kud-Sverchkov / Roscosmos
12万平方メートルにおよぶ氷河表面を覆うため、研究者らは、幅5メートル、長さ70メートルの巨大な帯状のシートを敷いた。その後、温風のわずかな侵入を防止するため、それぞれが慎重に結びつけられた。さらに、広げられたシートが氷河の表面をしっかりと覆うため砂入り袋で固定された。

シートで氷河を覆うのには1ヶ月以上かかるが、しかし、研究者らによれば、こうした努力が目に見える成果を残し、2008年以降、同氷河の70%は溶解から守られている。

世界中の研究者らが、この5年間で地上の氷河溶解のスピードが、年間2670億トンから3000億トンに加速したと警告していると報じた。特に、インドのヒマラヤ山脈、欧州大陸のアルプスでこのプロセスが急速に進行している。

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