記事によると、提案は公共交通機関において女性の利用客をセクハラから守ることを目的としたものだという。ペトロフ副議長は、この提案を記した書簡をロシアのビタリー・サベリエフ運輸相に送付した。
ペトロフ副議長は、ロシアの公共交通機関内で痴漢などのセクハラ行為に及ぶ男性は多くはないものの、こうした行為に直面した女性たちは恐怖を感じていると言及し、ソーシャルネットワークなどでは、このようなセクハラの被害に遭ったという女性たちのエピソードやコメントが数多く見られると付け加えた。
ペトロフ副議長はこの提案の中で、「世界では男女共通車と女性専用車を分けるという対策がすでに講じられている。女性は専用車を利用することで、性的な嫌がらせやハラスメントを受けなくて済むと確信できる。またこのような車両があれば、妊婦や子連れの女性も喜んで利用するだろう」との考えを示し、地下鉄、路面電車、その他の公共交通機関で女性専用車の導入を試験的に開始するよう求めた。
なお、同様の発案は、2015年にロシア連邦議会に提出されたが、実現には至らなかった。
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