13:16 2021年09月18日
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英国の新聞ガーディアンが伝えるところによれば、中国は、9月1日から、7歳以上の小学生たちに、共産党および中国への愛国心の教育を始める。これを目的として、1年生の教科書には、中国の国家主席の愛国主義的な言葉が大量に引用されている。

中国共産党は、新たな世代の愛国主義者を育てようとしており、2021年9月1日から、習近平の政治思想が国の教育プログラムに組み込まれるようになったとガーディアン紙は書いている。また記事によれば、中国教育部は、新たな教育プログラムに関する政府内の文書の中で、小学校の教師に対し、「若者の心に、共産党、国家、社会主義に対する愛の種を蒔く」よう呼びかけたという。

新しい1年生用の教科書は、習近平国家主席の教訓と笑顔の写真に満ちている。また教科書では、中国文明の成果、貧困や新型コロナウイルスによるパンデミックとの戦いにおける共産党の役割などについて多くの部分が割かれているという。ガーディアン紙は、そんな一例として次のような文章を引用している。「習近平おじいさんは、仕事がとても忙しい。しかし、たとえどんなに忙しくても、わたしたちの行事に参加し、わたしたちの成長のことを気遣ってくれている」。

このように、今後、中国では、幼いころから、子どもたちの頭に、習近平氏のイデオロギーを刷り込まれることになるとガーディアン紙は指摘する。一方、高学年用の教科書では、国の宇宙産業や「現代の社会主義大国」への道といったような、より複雑なテーマに踏み込んでいるという。また同時に、ガーディアン紙は、中国共産党は、ビデオゲームから有名人、外国の教材に至るまで、若者に与える悪影響を一掃するための大々的なキャンペーンを実施しているとも指摘している。

しかし、新1年生を持つ中国のすべての親がこの新たな教育プログラムを支持しているわけではない。中国のソーシャルネットワーク微博(ウェイボー)のユーザーの一人は、「洗脳は幼年時代から始まっている」と投稿している。とはいえ、外国人ジャーナリストからのインタビューに応じて、自らの不満を公に表そうという人はいなかった。

中国の高校用の教科書には、広域経済圏構想「一帯一路」についての内容が盛り込まれているというニュースは「スプートニク」の過去の記事よりお読みいただけます。

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