シリア反体制派、アスタナ2会議で総括宣言に調印、カザフ大統領に危機調停役を依頼へ

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カザフスタンの首都アスタナではシリア反体制派の第2回会議「アスタナ2」が終了し、参加者らは4日、総括宣言に署名を行なった。宣言ではシリアからの外国人戦闘員全員の撤退が呼びかけられたほか、対テロ戦線を組織する必要性が強調され、非中央集権化はシリアの国家性の維持条件であることが指摘された。総括宣言の署名に至るまでには2日間にわたって緊張した交渉が行なわれている。

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今回の「アスタナ2」ではシリアにおけるロシアの軍事作戦への参加と2016年に予定されているシリア議会選挙が討論の主要議題となった。こうした一方でロシア航空宇宙軍がシリアで「イスラム国家(IS)」のテロリストらに対して行なった軍事作戦の評価は総括宣言には入らなかった。シリアの議会選挙の実施については、会議参加者らは国際監視団が見守る重要性と候補者全員の安全確保を強調している。これ以外に反体制派らは軍と安全保障ストラクチャーの変革を呼びかけた。宣言にはさらに「出身を問わず、あらゆる形のテロリズム」に対抗していく呼びかけが盛り込まれている。シリア反体制派らは、アスタナでの交渉を総括したアピールをカザフスタンのナザルバエフ大統領へと送り、シリア危機解決の調停国の役割を担うよう要請する構えを明らかにしている。

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