米国が「国境なき医師団」病院空爆の罪を認めた

© REUTERS / Lucas Jackson米国が「国境なき医師団」病院空爆の罪を認めた
米国が「国境なき医師団」病院空爆の罪を認めた - Sputnik 日本
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アフガン駐留米軍のジョン・ケムプベル司令官はクンドゥズの「国境なき医師団」医療施設への空爆は米空軍によるものであることを認めた。ケムプベル司令官は米上院の軍備委員会の公聴会でこの声明を表した。

「病院への空爆は米軍が誤って行なった。空爆の決定は米司令部内で行なわれた。」

Afghan (MSF) surgeons work inside a Medecins Sans Frontieres (MSF) hospital after an air strike in the city of Kunduz, Afghanistan in this October 3, 2015 - Sputnik 日本
国連、アフガン「国境なき医師団」空爆事件の捜査に米国は参加不可、米国は戦争犯罪と見なされる可能性あり
ケムプベル司令官は、米国は同様の事件を今後起こさないために、事件について包括的な調査を行うことを約束した。司令官はまた、アフガンでの米兵の追加養成を実現する指示を出している。

クンドゥズにある「国境なき医師団」の医療施設には3日朝、空爆を受けた当時200人近くが建物内におり、そのうち22人が死亡した。施設は攻撃によって部分的に破壊されている。

オバマ米大統領はこれより前、米国は事件の真相を捜査するとする声明を表していたものの、空爆に対する国の責任は認めておらず、犠牲者が出たことに対する謝罪も行なっていない。

6日、国連のジュネーブ事務所 は国連が事件の真相解明のために設置する委員会に米国は参加してはならないとの声明を表し、米国が参加してしまえば、独立した捜査プロセスにはならないからとその理由を説明している。

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