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    ISの「ドル箱」原油取引、米らの空爆でも被害なし

    ISの「ドル箱」原油取引、米らの空爆でも被害なし

    © AP Photo/ Hasan Jamali
    中東
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    テロ組織「IS(イスラム国)」はイラク、シリア領内の油田からの原油取引で数百万ドルの利益を上げている。1年以上にわたる米国主導の連合軍による空爆にもかかわらず、石油インフラはほぼ無傷のまま残されている。

    原油取引は未だにISの主たる収入源であり、毎月5千万ドルの収益が上げられている。IS自らが出した財務報告によれば、ISの原油生産には技師275人、労働者1107人が従事している。イラクのIS問題の専門家のハシェム・アル・ハシェミ氏の評価では、ISが技師らに対して支払う日当は300ドル近く、時に1000ドルに達することもある。

    ISが供給する原油価格は市場価格より低く、イラクと米国の諜報機関によれば、ISの企業はシリア内で1日およそ3万バレル、イラクで1万から2万バレルの原油を採掘している。

    ISは、絶望的な燃料不足に苦しむイラク、シリア地元市場に低価格で原油を供給し、地元経済に根ざしつつある。シリア反体制派のある司令官はフィナンシャルタイムズ紙に対し、「これはどっちつかずの状況だが、我々には選択肢がない。他に誰が我々に燃料を供給してくれるというのだ?」と語っている。

    この件に関して中東専門のジャーナリスト、ハフサ・カラ=ムスタファ氏はラジオ「スプートニク」に次のようなコメントを表している。

    「米国の作戦はISの活動性にも石油採掘にも一切影響を与えなかった。米国がISを攻撃し、殲滅し、弱体化させねばならなかった時に逆に、ISは繁栄し、地域全体に広がってしまったのだ。これに対して、ここ3週間のロシアの作戦の間にISの能力もその陣営も、テロ活動の資金調達手段も大きく損なわれた様子を我々は眼にしている。このことからロシアはISを実際に攻撃したが、米国は一年の大半をわけの分からないことに費やしたことは明白だ。」

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    シリア, イラク, 米国
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