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    映画「ワンダーウーマン」からのショット

    ワンダーウーマン、中東で起きている地政学スキャンダルの犯人【写真】

    © 写真: Warner Bros. Entertainment Inc. (2017)
    中東
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    映画「ワンダーウーマン」の公開は地政学的なスキャンダルを呼び起こした。レバノンはこの映画の上映を禁止した。なぜなら主演を演じている女優が、イスラエル軍に所属していたイスラエル人だからだ。

    スプートニク日本

    世界中の何百万人もの映画ファンが、長編映画「ワンダーウーマン」の封切を今か今かと待っていた。この「DCコミックス」のスーパーヒロインについての映画は、今年一番の大ヒットになるだろうとみられている。それはともかく、この映画の公開は、レバノンで思いがけない問題になった。主演女優のガル・ガドットはイスラエルで生まれ、イスラエル国籍をもっている。それに加え、2006年第二次レバノン紛争においてガドットはイスラエル軍に所属していた。ガトットはすでに幾度となくパレスチナ領におけるイスラエル軍の活動について公に賛意を示している。

    「停戦が叫ばれているにもかかわらず、レバノンは、形式的にはまだイスラエルと戦争状態にある」そう話すのは、チリの協会「パレスチナ支援若者の会」の活動家であり、国際関係の専門家であるフェリペ・シエラ・ウスマン氏だ。これに際してレバノンの社会活動家たちは、政府に映画公開禁止を求める行動を起こし始めた。フェリペ・シエラ・ウスマン氏は、レバノンとパキスタンに対して侵略攻撃したイスラエルの元軍人が、どうして道徳やモラルの価値を体現する人物を演じることができるのか、と戸惑いを見せている。

    イスラエル兵によって殺されたエジプト人、シリア人、レバノン人、そしてパレスチナ人の子どもたちは、映画を見て、公正を体現する人物を演じているのが彼らの母や父を殺した軍人だと知ったらひどく驚くだろう。なぜそんなことが許されるのかわからない」とフェリペ・シエラ・ウスマン氏は強調している。

    ソーシャルメディア上では多くのユーザーが映画公開禁止に反対している。しかし公開禁止を歓迎している者もいる。

    レバノンと違って、他の中東諸国、エジプトやアラブ首長国連邦といった国は、映画上映を許可した。レバノンにおいても、これより前にガドットが出演した映画、例えば「バットマン対スーパーマン」が公開されていたが、その時には今回のような当局の措置はまったくとられていなかった。

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