03:01 2020年07月04日
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トルコ国防省は4日、シリアのイドリブ県でさらに2人のトルコ人軍人が死亡し、6人が負傷したと発表した。

声明では「『春の盾』作戦の実施されている付近でシリア政権側からトルコ軍に銃撃が行われた結果、わが軍の兵士2人が殺戮され、6人が負傷。現在、この地区では(シリア)体制を標的にした報復の銃撃が行われている」ことが明らかにされた。

トルコ国防省は、「『春の盾』作戦の開始から今までに、シリア軍の軍用機3機、ヘリコプター8機、ドローン6機、戦車151台、火砲47台、多連装ロケット砲52機、対空防衛システム8機、対戦車砲12台、装甲車両51台、軍用車60台、弾薬庫10軒を破壊し、シリア人兵士138人を抹殺した」と発表している。

状況悪化のイドリブ県

シリア北西部のイドリブ県では2月27日、テロ組織「タハリール・アル=シャーム」がシリア政府軍の陣地に対して全面的な攻撃を開始した後、状況が悪化した。シリア政府軍は報復のため、空爆を開始。ロシア国防省の発表によれば、本来、その場にいるはずがないトルコ人兵士も銃撃戦に加わっていた。

この結果、トルコ軍の兵士34人が死亡。30人以上が負傷した。トルコ軍兵士に死傷者が出たとの情報を受け、ロシア側はシリア軍による戦闘を完全に停止するため、措置をとった。

セルゲイ・ラブロフ露外相は、シリア・イドリブ県をめぐる問題解決にむけてトルコは主要な約束を履行することができなかったと語った。特に、政府と対話の用意がある武装勢力とテロ組織を切り離すことができなかった、とした。一方トルコのオクタイ副大統領は、トルコはイドリブ県に関する自国の約束は果たしたと語った。


2017年5月、ロシア、イラン、トルコの3か国は、カザフスタンの首都アスタナで、シリア国内の4ヵ所に緊張緩和地帯を設置することで合意した。うち3ヵ所の地帯は、2018年にシリアの管理下に置かれた。イドリブ県及び隣接するラタキア、ハマ、アレッポ 3 県の一部にある4カ所目の地域は、今もシリア政府の管理下になく、その大部分は、ロシアで活動が禁止されているテロ組織「ジハード・アン=ヌスラ」に掌握されている。

ロシア南部ソチで2018年9月、ロシアとトルコは、10以上の様々な組織が存在するイドリブ県に非武装地帯を設置することで合意した。

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トルコ, シリア
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