01:47 2021年09月22日
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イラン議会は、同国の核物理学者モフセン・ファクリザデ氏が殺害された事件を受けて、2015年7月から包括的共同行動計画によって制限されてきた核開発を再開する法案を採択した。Nuclear Engineering Internationalジャーナルが明らかにした。

イラン議会はイランの核開発再開に関する法案を「制裁廃止に関する戦略的措置」として審議してきた。Nuclear Engineering Internationalジャーナルは、法案の採択はファクリザデ氏の殺害によって迅速化されたとの見方を示している。議会は270議席のうち賛成251でこれを採択した。

Nuclear Engineering International によれば、法律は濃縮度 20% のウラン(20%の濃縮ウランは兵器製造用とみなされている)を年間120キロ製造し、貯蔵することを見込んでいる。低濃縮ウランの製造も計画されており、その量は毎月最低でも500キロとされている。現在イランは包括的共同行動計画の3.67%に規定に反し、濃縮度4%以上のウラン生産を行っている。

法案によれば、イランの核施設内で凍結されていた1000台の分離機の稼働が再開されるほか、すでに設備にある兵器用プルトニウムの製造原子炉の再稼働し、医療目的での放射性同位体を作る新しい原子炉も建設される。

Nuclear Engineering Internationalによれば、新法の批准後、2か月内にイラン政府は国際原子力機関(IAEA)と結んだ保証の補足プロトコルの枠内に入る核施設への立ち入りを一時停止せねばならない。,

イランは、包括的共同行動計画から米国が離脱したことへの報復として、すでに同計画の義務履行を拒否しており、形式上は新法採択を経ずとも核燃料の燃焼を自国の望むレベルまで拡大することができる。

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核問題, イラン核合意, イラン
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