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    米国に対する敵意はかつてないほど高い

    米国に対する敵意は かつてないほど高い

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    米国への不信と敵意が世界でこれほどのレベルまで高まったことはかつてなかった。その理由の一つは、米国が、「米国の民主主義の基準に合致しない国々に常にいいがかりをつけ、米国を脅かさない国の内政問題に際限なく介入している」とみなされているからだ。米国の社会評論家パトリック·ブキャナン氏は、雑誌アメリカン・コンサーバティブでこのような見解を表している。

    ブキャナン氏によると、米国はオバマ政権にとって都合の悪いリーダーを排除するために、自由選挙のプロセスに資金をつぎ込み、「冷戦の戦術を民主主義に対して利用している」という。例えば米上院は、イスラエルの選挙でネタニヤフ氏を負けさせるために米国務省が非政府組織OneVoiceに35万ドルを実施に送ったのか否かについて明らかにしなければならない。

    ブキャナン氏は、米国の外交政策エリートたちには、彼らがベオグラード、キエフ、トビリシで組織を助けた「カラー革命」を自慢する資格はないと指摘している。このような介入は、容認しがたいリスクを引き起こし、他の国々に怒りを抱かせる。エジプト大統領は米国の非政府組織の職員を国外へ退去させ、中国は同じような非政府組織が香港での抗議を背後から操っていると考えている。

    米国では誰が「転覆させるべき政権」を決めているのだろうか?この問いは、ウクライナ危機によって特に重要になった。ブキャナン氏は、「プーチン大統領は、民主的に選ばれたロシアに対して忠実な政権がクーデターによってキエフで倒されるまで、ウクライナでいかなる行動もとらなかった。ロシアは、米国が介入したのは明らかだと主張している。キエフのマイダンで、政府を倒した群集をたきつけたのは、ジョン・マケイン議員だけではない。米国務省のヌーランド次官補も同じだ。ヌーランド次官補は、ウクライナを西側に方向転換させるために1991年から米国が500万ドルを費やしたことを認めた」と指摘している。そしてブキャナン氏は、「『ヌーランド氏と仲間たち』が、ウクライナのEUおよびNATO加盟は自由と発展に向けた大きなステップだと考えているのは明らかだ。一方でロシアは何世紀にもわたって最も緊密で親しい関係を維持してきたスラブ民族に対する民族に対する破壊行為だと感じている」と続けている。

    ブキャナン氏は、米国の外交政策の主要な目的とは何か?と問いかけている。自国の極めて重要な利益と国家安全保障を守ることなのか?それとも全世界における民主主義の勝利なのか?もし2つ目が正解なのであれば、米国は完全なるユートピアという任務を背負っている。

    ブキャナン氏は大きな皮肉を込めて、「未だに自由に対する脅威が残っているならば、全世界はまだ民主主義になってはいない。その場合、米国は休んではならない。ロシア、中国、北朝鮮、ベトナム、イラン、シリア、サウジアラビア、エジプト、ベラルーシ、アラブやアフリカの大多数の国々、またベネズエラやキューバで現政権が転覆するまで休んではならない。もしそれが私たちの目的だとしたら、米国はそれを達成しようとして、死んでしまうだろう」と指摘している。

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