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    日本は制裁を理由としたロシアとの喧嘩を望んではいない

    日本は制裁を理由としたロシアとの喧嘩を望んではいない

    © AFP 2017/ Kazuhiro Nogi
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    日本は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の来日を待っている。20日に東京のロシア大使館で行われたロシア下院(国家会議)のナルィシキン議長との会談で、自民党の高村副総裁が明らかにした。高村副総裁は、北方領土問題を解決するため、そして平和条約を締結するためにも、「プーチン大統領に日本に来てもらいたいと、安倍総理大臣は真剣に考えている」と述べた。

    ナルィシキン議長は安倍首相との会談で、プーチン大統領の訪日について触れた。ナルィシキン氏は、ロシアは同訪問の準備を行う用意があるが、日本の支援が必要だと指摘した。ナルィシキン議長はまた、このような訪問は、両国関係における飛躍を保障できるはずだと述べた。

    極東研究所のワレリー・キスタノフ専門家は、日本が領土問題の早急な解決を望んでいることについて、次のようにコメントした。

    「これはロシアとの対話がいま容易になったとする意見が日本にあることの反映だと考えることができる。なぜならロシアは西側で追放され、制裁と原油価格の急落による経済的困難に直面しているからだ。これは正に今、ロシアを絞り上げ、領土に関する譲歩を獲得するために好ましい時期が訪れたということを意味している。しかし、この考えは間違っている」。

    中国の習国家主席も韓国の朴大統領も安倍首相との会談を望まない状況の中で、ロシアは今、日本にとって、対話パートナーとして必要になった。キスタノフ氏は、そのため中国と韓国の要素を文脈としてロシアへの方向転換が行われたとの見方を示し、次のように語っている。

    「日本と北東アジアの全ての隣国との関係は非常に複雑だ。中国とは歴史認識、侵略に対する謝罪の欠如、領有権問題、中国の軍事的脅威の高まりなど、たくさんの問題がある。日本人はこのように語っている。韓国との関係も不愉快なものだ。安倍首相の米議会での演説は、朴大統領からの個人的なものを含めて、極めてネガティブな反応を引き起こした。安倍首相は、第二次世界大戦時の侵略、日本軍のための『慰安婦』への侮辱に対して謝罪しなかった。これらの状況の中で、日本は北東アジアで孤立している。ロシアは日本と対話し、問題や平和条約、領土、経済協力などについて話し合う用意がある。そのため日本にとって、そして安倍首相個人にとって、これは重要なのだ。まるで安倍首相は隣国に対して、我々とロシアは普通に話し合うことができるが、皆さんは私を隅へ追い詰めている、と語っているかのようだ」。

    ロシアはもちろん、日本と中国、日本と韓国の悪い関係を利用して、日本を隅に追い詰めるつもりはない。しかしロシアは、西側との関係悪化によるロシアの困難を、日本に利用させるようなことはしない。

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    領土問題, 対露制裁, 露日関係
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