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    当惑する米国:北朝鮮を締め付けるべきか、それとも合意するべきか

    © Sputnik/ Ilya Pitalev
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    アンドレイ イワノフ
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    米日韓は、韓国のソウルで開かれた3カ国による協議の結果、北朝鮮に対する圧力を強化し、北朝鮮と対話するために積極的な努力を行うことを決めた。その理由は、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験を行い、北朝鮮にはミサイルに搭載可能な十分に小型の核弾頭を製造する技術があると報じられたことに懸念を抱いているからだ。

    一方で米統合参謀本部副議長のジェームズ・ウィネフェルド海軍大将は、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイルを発射する可能性を得るためには、多くの時間が必要であるとの見方を表し、米国、日本、韓国は、これを極めて深刻な脅威とみなし、中国およびロシアと、北朝鮮のミサイル・核プログラムに関する協議を実施する意向だと発表した。一方で、モスクワ国際関係大学国際問題研究所の主任研究員のアンドレイ・ イヴァノフ氏は、この騒ぎが北朝鮮を留まらせることは恐らくないだろうとの見方を表し、次のように語っている。

    「北朝鮮にミサイル・核兵器製造プログラムを放棄させることを目的とした、日本ならびに韓国と一緒に行っている米国のあらゆる努力は、これまで正反対の結果を招いた。圧力、脅し、そして要求の定期的な強化や、イラク、アフガニスタン、リビアの悲しい運命などが、米国と何かについて合意することは無駄であり、米国は結局のところ騙すのだということを、北朝鮮に確信させた。北朝鮮は『敵への嫌がらせ』として、核装置を爆発させ、ミサイルを発射し、その他のことも徐々により完成へと近づかせている。そのため、北朝鮮が核弾頭を搭載した弾道ミサイルを製造するのは時間の問題だ。これは韓国と日本だけでなく、米国にとっても安全保障の深刻な脅威だ。これはまた朝鮮半島における戦争の危険性も高める。このような戦争は、朝鮮の人々のみならず、隣国の中国およびロシアにとっても必要ない。そのため、北朝鮮に核の野心を放棄させることに中国とロシアを引き込むという米国の意向は、理にかなっている。しかし問題は、北朝鮮に圧力をかける最終的な目的が、米国とその同盟国、そしてロシアと中国では、完全に異なっていることだ。米国は北朝鮮を締め付け、韓国が北朝鮮を吸収するという、ドイツ流のシナリオで朝鮮を統一させる計画を放棄していない。しかし中国とロシアはこのようなシナリオに満足できない。そしてもし北朝鮮もこのようなシナリオに満足できないとしたら、北朝鮮は対話よりも自国の防衛力を強化する作業を続けるほうを選ぶだろう」

    イワノフ氏は、「北朝鮮核問題」の解決方法はただ一つ、北朝鮮に書面による安全保障を提供することであり、それができるのは米国だけだと考えている。しかし問題は、米国がこの保障の提供を望んでいないことにある。なぜならその時、米国は、自国の北朝鮮撲滅計画を放棄しなければならなくなるからだ。

     

     

     

     

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