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    G7サミット

    ウクライナという罠にはまった日本国首相

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    アンドレイ イワノフ
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    日本の安倍晋三首相はキエフでウクライナのポロシェンコ大統領と会談し、続いてドイツのG7サミットに参加した。困難な外交ミッションであった。

    菅官房長官によれば、安倍首相はロシアとの直接対話を今後も続ける意向を示し、G7諸国もそうした立場に理解を示したという。しかし元民主党政権で内閣内閣官房副長官を務めた斉藤勁氏は、今回の歴訪はロシアとの対話に悪影響を及ぼす可能性がある、と語る。

    「まず、今回のG7の前に、安倍総理大臣が、ウクライナの大統領と会いました。この会談が適切であったかどうか、非常に疑問に思います。米国のオバマ大統領との日米首脳会談がワシントンでありましたが、そのときに米国側から(安倍首相がウクライナ大統領と会談するよう)要請があった、そしてそれに応えた、とは思いたくありませんが、今この状況の中で、日本の首相がウクライナの大統領に会うということは、理解できません。

    次に、日本とロシアの間での首脳会談を、日本自身が求め、そしてまた、ロシアのプーチン大統領も、ロシア政府を含めて、前向きに対応してきていると思いますが、そのことと、G7での内容や、その以前の日本とウクライナの首脳会談とで、整合性がとれているというふうには理解できません。

    なぜなら、(外交というものは)日本自身が、日本国自身の政治的・外交的な、また歴史的な立場を踏まえて行っていくわけで、場合によっては日本と米国でしっかり議論をし、日本自身の立場へ理解を求め、G7各国に対しても日本自身の立場を求めていくということが、独自性をもった日本の外交のあり方だと思います。だからこそ、ロシアのプーチン大統領も、2015年年内の訪日について前向きに検討されてきたんではないかと受け止めております。G7の前のウクライナ大統領(との会談)あるいはG7での内容が今後どう日露外交に影響してくるのかということが非常に心配です。」

    ロシアは、日ロ関係発展に向けた安倍氏の努力を評価している。そして日本が時として、欧米のパートナー諸国の圧力を受け、ダブルスタンダードな、首尾一貫しない立場をとり、不当な批判を行い、根拠なき対ロ制裁を支持せざるを得ないことも、理解している。しかしロシアは対抗措置を取らないことは出来ない。それは無論、露日関係に響くことになる。

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