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    日本、中国を通じた働きかけで韓国を手なずけることが出来るか?

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    軍国主義日本への戦勝を祝う9月3日、北京における式典が近づいている。韓国のパク大統領がこれにあわせて北京を訪れ、パレードを見学するのでは、との危惧を、日米は募らせている。

    米国は、パク訪中で、米韓同盟が綻びをきたしているのでは、との疑惑を抱かせないよう、「向こう見ずな」訪中を控えるよう呼びかけている。韓国と、もう一方の同盟者・日本の関係も、米国の楽観視は全く許さないものである。クアラルンプールのASEANフォーラムで韓国のユン・ビョンセ外相は、今後の韓日関係は14日、安倍首相が、第二次世界大戦終戦70周年談話で占領を詫びるかどうかにかかる、と述べた。ロシア人専門家ゲオルギー・トロラヤ氏は、いずれにせよ日韓関係が大きく破綻することはないだろう、との見方を示す。

    「どうやらパク大統領の任期中は韓国側に改善の構えはないようだ。韓国が日本の終戦談話を待ち設けているということは、韓国が両国関係を改善するのでなく凍結しようとしていることを物語る。なにしろ韓国は日本側が終戦談話で占領の過去を謝罪し、軍国主義日本の犯罪を認め、さらには領土問題に言及することも期待しているのだが、それはあり得そうにない」

    韓国との関係の飛躍的改善が見込めない中では、韓国と中国の接近は心配の種であり、どころか、両国の反日戦線結成を阻止するために何らかの措置を講じることをも仕向けることである。再びトロラヤ氏。

    「日本はたしかに中韓共通の反日気運を心配している。そうした不安は社会に蔓延している。いま私は東京にいるが、地下鉄に乗ってもウィンドウショッピングをしても、いたるところ習近平とパク・クネだ。すぐお隣の両国が接近し、韓国がそのことで日本をリードしようとしているという事実に対する不安を、日本は隠そうともしない。両国接近が反日という土壌をもっているならばなおさらだ」

    こうした状況により、日本は中国に接近する独自の道を模索し、韓国に慎重に対することを余儀なくされている。安倍首相談話のための専門家報告書では、パク大統領は感情的な外交を行い、日本に対して空前の強硬姿勢をとっている、とされている。一方で報告書には、習近平国家主席は日本との関係を改善させようとしている、とも記されている。ということは、日本はいま、中国との関係を改善し、それをもって、韓国の対日関係を改善させようとしているのだろう。しかしそれがうまくいく保障はない、とトロラヤ氏。

    「日本外交の十八番はマルチウェイなコンビネーションだが、それがいつもうまくいくわけではない。日中関係がたとえ劇的に改善したとしても、韓国が歴史問題や領土問題で日本に歩み寄ることは期待薄だ。韓国人の大半が、日本の軍国主義的過去にちなみ、日本を今も韓国人の仇敵だと見なしており、日本に対するあらゆる譲歩に反対する、という事実を汲む必要がある」

    それでも韓日関係にわずかな改善はあるだろう。パク大統領の妹、パク・クリョン氏は最近、韓国メディアであまりに日本批判が氾濫していることへの遺憾の意を示した。同氏によれば、日本は韓国の戦後の近代化に貢献し、このことについては物言わぬ多数の韓国市民が日本を支持している。

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    日本, 北朝鮮, 韓国, 中国
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