23:40 2017年11月22日
東京+ 7°C
モスクワ-1°C
    プーチン大統領、アジアインフラ投資銀行とBRICS銀行はグローバル金融システムを強化

    プーチン大統領、アジアインフラ投資銀行とBRICS銀行はグローバル金融システムを強化

    © AP Photo/ Ahn Young-joon
    オピニオン
    短縮 URL
    アジアインフラ投資銀行 (18)
    9979201

    アジア太平洋地域の発展を促すのはBRICS銀行およびアジアインフラ投資銀行となる。これに対する確信をプーチン大統領はマニラでのAPECサミット開幕を目前にして発表した論文の中で明らかにした。この論文は17日、アジア太平洋地域の主導的マスコミに発表された。

    プーチン大統領はロシアはこうした新たな金融制度の作業に積極的に参加していることを指摘した。特に春、ロシアはBRICS銀行についての合意を他に先駆け批准した。16日、マニアでのAPECサミット開幕前日、メドヴェージェフ首相はロシアではアジアインフラ投資銀行開設合意の批准は議題にすでにあがっていることを明らかにした。首相は、アジアインフラ投資銀行に参加することで極東プロジェクトに資金を呼び込むことができ、アジア太平洋地域諸国との経済関係を強化できると語っている。

    ロシア国内ではBRICS銀行もアジアインフラ投資銀行にしてもその活動は世界の金融システムを揺るぎのないものとするために貢献するはずだと確信されている。極東研究所の専門家、ヤコフ・ベルゲル氏は、マニラでのAPECサミットを前に発表されたプーチン大統領の論文の声明に注意を喚起し、次のように述べている。

    「こうした銀行の開設は実際、突破口となった。国際金融システムは米国主導の銀行に依拠し、堅牢さを失っていた。こうしたシステムは米国とドルのみに依拠していた。ここ最近、ドルに依拠したこのシステム、そしてドル自体が世界金融市場の非常に複雑な状況にどれだけ耐えられるのか、ますます疑問視されるようになってきた。BRICS銀行、アジアインフラ投資銀行の開設はこのシステムに一種の均衡をもたらす。それに米国の連合国の多くがアジアインフラ投資銀行に合流し、そのプロジェクトに喜んで参加していることも偶然ではない。このほかアジアインフラ投資銀行はグローバル金融システムに揺るぎなさと安定をもたらし、銀行の株主らには悪くない配当をもたらしてもいる。」

    BRICS銀行の一日も早い開設は11月15日、トルコのアンタルヤのG20サミットのフィールドで露中印ブラジル、南アの首脳らによって非公式に行われた会談で中心的なテーマに上げられていた。意見交換の結果、インドのモディ首相は、BRICS銀行は近いうちにも作業を開始するとの見解を表している。モディ首相は、BRICS銀行の最初のプロジェクトは再生可能エネルギー分野のもので、できればそれはBRICSの領域で実現したいと語った。銀行活動からより即効の成果を引き出すために、モディ首相は2020年までのBRICS諸国間の貿易、経済、投資における協力発展の「ロードマップ」を作るよう提案している。

    BRICS銀行にしてもアジアインフラ投資銀行にしても決済は銀行ファイナンスに直接関与している諸国の通貨を用いて行う。中国は両方の銀行の主たる株主である以上、これは元の使用範囲を広げるだろうと予想されている。

    ここ数ヶ月で中国は自国の通貨システムの自由化および元の国際化において一連の新たなアプローチを行った。IMFのラガルド専務理事は先日、元をIMFの特別引出権(SDR)の通貨バスケットに加えるという専門家らの提案を支持した。この問題の決定は11月30日のIMF幹部会議で採択される予定だ。元がSDRの通貨バスケットに加えられた場合、ロシアは元で預金を行うことができる。これについてはG20のロビーでロシアのシルアノフ財務相が声明を表している。

    ロシアの主要銀行らは中国のパートナーらとの協力の主眼をまさに元でのオペレーションの拡大にすえている。この方向性はロシア国内最大の銀行に数えられるズベルバンクの戦略的最優先課題の1つとなっている。ズベルバンクの投資分野の子会社であるズベルバンクCIBのアンドレイ・イヴァノフ上級執行役によれば、中国の諸銀行は現在、ズベルバンクに対して取引金融に120億元のリミットを開いている。ズベルバンクは過去12ヶ月間で中国で事業を行うロシアの企業経営者向けに150を越す信用状を元で発行しており、この分野に大きなポテンシャルがあると考えている。

    トピック
    アジアインフラ投資銀行 (18)
    タグ
    アジア・インフラ投資銀行, BRICS
    コメント・ガイドディスカッション
    Facebook経由でコメントスプートニク経由でコメント
    • コメント