12:51 2018年06月18日
従軍慰安婦問題:どのような解決なら韓国を満足させるか?

従軍慰安婦問題:どのような解決なら韓国を満足させるか?

© AFP 2018 / Jung Yeon-Je
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日本の岸田外相は従軍慰安婦問題を外相レベルで韓国と話し合う意向を表明した。

外相によれば、交渉の先行きは不透明であり、双方がそれぞれのヴィジョンを示す必要がある。

この声明は狡猾である。韓国側はとうの昔からヴィジョンを示してきた。そう語るのは韓日関係の専門家、キム・ヨンウン氏だ。

「韓国は、日本がはっきりと、明確に、それが政府の決定が行なわれていたことを認めてほしいと言っている。女性たちが兵員宿舎に強制的に、または虚偽によって連れてこられたことは、国家の名による犯罪であったと。これは重要な問題なのだ、何しろこれは朝鮮女性だけでなく、中国、フィリピン、インドネシアの女性にも関わることなのだから。インドネシアではオランダ女性が日本軍の兵員宿舎に連れてこられたという話さえある。つまり、これは多くの国の女性たちに対する犯罪なのだ。それなのに、オフィシャルにも、また日本の教科書にも、そのことは認められていないのだ」

韓国は、日本が被害女性の名誉回復のために追加の措置をとり、慰謝料を支払うことを求めている。日本側は、被害国へは謝罪済みであり、問題は解決済みだと見なしている。加えて、1965年の両国合意では、両国関係の過去に横たわる全ての問題の解決が宣言され、日本は5億ドルを韓国に支払っている。しかし、キム・ヨンウン氏の意見では、日本が論拠とするその金額は、被害女性には全く関わりのないものだ。

「当時女性たちは被害の事実に口をつぐんでいた。問題については特に取りざたされもしなかったのだ。日本のお金は外交関係の回復の過程で、植民支配と国民資源を強奪したことに対する賠償として支払われたものだ。しかも、全朝鮮にではなく、韓国だけに払われた。しかも、5億ドルのうち、無償は3億ドルだけで、残りは借款だったのだ。しかも、当時としたって、これはそう大きな額ではなかった。韓国がこの金額を受け入れたのは、単に当時の経済状況が困難で、ほとんど絶望的な状態であったからに過ぎない。両国の国際合意では、被害女性への物的賠償の支払いについては、公式の言及はひとつもなかった。一方、今日、中国では、日本警察のアーカイブから、少なくないデータが公開されている。それを見ると、女性への強制売春は国防省のラインで行なわれていたことが明らかだ」

つまり従軍慰安婦問題の解決には政治的側面がある。ドイツがやったように日本が第二次世界大戦の結果を認めるかどうか、ということなのだ。そうキム氏は語る。

「犯行は日本人らによって第二次世界大戦の最中に行なわれた。これは認めねばならない。もし小学校の教科書でこれについて語る必要はないというならば、せめて高校や大学の教科書ではこのことが絶対に書かれねばならない。教科書の中でファシストらの蛮行を語っているドイツのように。日本人はまた、日本の若者たちに対し、朝鮮人や中国人が日本の軍事力増大をこんなに否定的に見ているのは、ほかでもない、戦中の日本軍の膨大な犯罪を理由としているのだ、ということを説明しなければならない」

両国がもし問題の解決で合意できたなたら、日本政府は韓国政府より、もうこの問題は二度と蒸し返さない、という約束を取り付ける意向だ。加えて日本政府は、韓国の日本大使館前に設置された、日本軍の行動による被害女性の記念碑の撤去を求める考えだ。

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