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    駐ロ日本大使原田親仁

    パノフ元駐日大使「安倍首相は対ロ関係発展のためのチームを作っている」

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    アンドレイ イワノフ
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    日本政府は、日ロ関係担当大使という特別の職責を新たに設け、そのポストに、原田親仁(チカヒト)前駐ロシア大使を任命した。岸田外務大臣は、これについてコメントし「「日ロ関係への取り組みは最優先の外交課題で、原田氏の役割を極めて重視している」と述べた。

    著名なロシアの日本学者で、駐日大使を務めた経験を持つアレクサンドル・パノフ氏は、原田氏の任命、そしてロシアとの関係を発展させ、ロシアと共に複雑で困難な国際問題を解決したいとの意欲を示した安倍首相の発言を高く評価した。

    スプートニク日本記者に対し、パノフ元駐日大使は、次のように述べたー

    「言うまでもなく、原田氏の任命は、日本のロシアに対する関心の強まりを証拠立てるものだ。原田氏は、ロシアで日本大使として4年過ごした。彼は、ロシアに対しプラグマチックでかつ厳しい態度を取る人物として知られている。それゆえ彼の任命は、日本外務省の一部の人達及びロシアとの関係において大変好意的な態度を取る首相の側近の中で、影響力のバランスを取るためのもののように思われる。

    しかし一層重要なのは、日本政府指導部と安倍首相本人が、2016年中にロシアとの関係において何かをしたいと考えている事だ。原田氏の任命から判断すれば、安倍・プーチン会談がこれまでより積極的に、まずはロシアのどこかの都市で準備されるだろうと思われる。これは、ツートラック路線実施という安倍氏のコンセプトに合致している。つまり一方でロシアとの二国間関係を発展させながら、他方ではG7とロシアとの間に橋を架ける役割を果たそうという路線だ。当然、国際問題の討議も含まれている。ロシアに対し、中国にあまりに接近しないよう、特に反日的な基盤の上で近づかないよう説得するという、よりグローバルな課題がある。なぜならロシアには、日本を通じてアジア太平洋地域での自分達の地位を強化する別のバリエーションもあるからだ。ロシアは日本と関わりを持つことができる。

    そしてもちろん日本は、領土問題解決を前進させようと試みるだろう。これは新しい課題ではないが、現在安倍氏は、この課題に具体的に取り組むチームを作っている。そこには、着任したばかりの上月駐ロシア大使も、原田前大使も、首相官房の人々も含まれるだろう。こうしたすべての事は、日本が、ロシアとの関係を発展させる意向である事を証拠立てている。それがどの程度のものなのかは、また別の問題だ。どの程度米国が、ここで日本が自主性を示すのを許すのか、それも問題だ。」

    次にスプートニク日本記者は、国際問題を共同で解決するためには、立場の共通性が必要不可欠だが、それが両国には不足しているように思えるが、これをどうとらえるか、パノフ元駐日大使に聞いて見たー

    「なぜ、共通の立場が無いと考えるのか? 我々には、そうしたものもある。朝鮮半島問題においてさえ、それを見つける事ができる。イラン問題もそうだ。日本はすでに、対イラン制裁を解いた。テロリズムに関する立場でも、立場は一致している。1998年当時すでに、国際問題における共通の立場のリストは、2枚あるいは3枚になっていた。現在も我々は、かなりたくさんの共通した見解を見つける事ができる。

    一言で言って、日本政府が今回、日ロ関係担当大使を任命した事、そして安倍首相が、ロシアとの関係において何かをする意欲を確認した事は、今度こそ何らかの具体的行動が期待できる、そう私は思っている。」

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