15:58 2020年10月22日
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スプートニクは、16日に発足した「参議院自由民主党・日露議員懇話会」会長に就任した世耕弘成(せこう・ひろしげ)内閣官房副長官に、活動の展望を伺った。

世耕氏は10年以上日露間の議員交流に尽力しているが、日露議員懇話会設立を契機に、更に議員間の結びつきを深め、趣旨に賛同する仲間を集めたい考えだ。第一弾として、与党「統一ロシア」で政党間交流の責任者を務め、ロシア連邦院(上院)の国際問題委員会副委員長でもあるアンドレイ・クリモフ議員との意見交換会が予定されている。今後の議員交流をどのように活発化していくか、クリモフ議員を交えて協議がなされる。

世耕氏は近い将来、日露議員懇話会のメンバーでロシアを訪問したい意向を示した。

世耕氏「クリモフ議員との意見交換会の次には、何とか時間を作り、私たちが議員団としてロシアを訪問し、連邦院の議員、あるいは国家院(下院)議員との意見交換会をしたいと思います。ロシアの国会議員の中に、個人的な友人も作りたいですね。そうすることでロシアとのパイプをより強くしていけるでしょう。」

世耕氏は参議院自民党の日露議員懇話会の活動とは別に、内閣官房副長官として既に、ロシアとの交流を積極的に進めてきた。各中央省庁の局長級を集めた会議「日・露・中央アジア交流促進会議」を主催し、自ら議長を務めている。この会議では、日露間、特に極東を中心に、どのような経済プロジェクトを進めていくことが可能か、省庁の垣根を越えて検討している。北海道の病院がロシア極東の病院を請け負うプロジェクトや、日本の資金で農業を行うプロジェクト等が動き始めている。

世耕氏は、日露経済交流にはまだまだ伸びしろがあると見て、抱負を次のように語っている。

世耕氏「これから首脳会談が何度か行われる予定ですので、それへ向けてこの交流促進会議も更に活性化させ、もっと色々な経済プロジェクトを打ち出していきたいと思います。日本とロシア極東は距離も非常に近く、両者ともすばらしい技術や人材を有しています。それに加えロシアには資源があります。日露経済交流には大きなポテンシャルがあるものの、貿易額を見ると、ポテンシャルを十分に発揮しきっているとは言えません。様々な経済プロジェクトを動かしていくことによって、本来両方の国が持っている能力にふさわしいレベルの経済交流ができるようにしていきたいと思っています。また、経済交流を進めるためにも、平和条約交渉をしっかりと前進させていく必要があります。」

今後、日本政府は安倍総理のロシア訪問およびプーチン大統領の訪日に向けた準備作業をいっそう本格化していく考えだ。

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