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    明仁天皇

    ロシア人専門家、明仁天皇が公務遂行の困難さを語られたのは民意を探る試みでは

    © AFP 2017/ Kazuhiro Nogi
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    象徴としての務めを果たすのがますます困難になるのではないか、という明仁天皇(82)の発言は、退位する可能性についての国民の見解を天皇自身が知りたいと望んでいる表れではないか。モスクワ国際関係大学東洋学科の学科長で国際関係分野で有名なロシア人政治学者のドミトリー・ストレリツォフ氏はこうした見解を表している。

    明仁天皇の発表したビデオメッセージでは日本の象徴と日本国民の一体性としての役割を完全なかたちで果たすことがますます難しくなっていることへの憂慮が表された。一方で退位についての直接的な表現は避けられている。これは日本国憲法では天皇は政治に関する声明を表してはならないことになっているからだ。

    ストレリツォフ氏は「現時点でははっきりした事は一切なく、これは世論の打診ではないかと思う」と語る。ストレリツォフ氏は、自分の知る範囲では明人天皇が生前退位の意向を持っているとする声明は宮内庁によって否定されており、役人サイドからも一切承認は表されていないと指摘している。

    「つまりこれは生前退位が近い将来に行なわれることは、おそらく数年はない事を示しているのではないか。だがそれが行なわれたとしても、それが全くとんでもない事態には至らないと思う。なぜなら日本の世論は見る限り天皇の交代、皇室に関する昔からの伝統を変える心の準備が出来ているからだ。」

    これより以前、マスコミで明仁天皇が生前退位の意向を表す準備をされているというニュースが流された。

    日本国憲法では第4条に「天皇が崩じたときは皇嗣が、直ちに即位する」と定めてあるのみで、天皇の生前退位は認められていない。ただし明仁天皇に限って生前退位を認めるという「1度きりの」法律が日本に現れる可能性もある。

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