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    ドル制度を拒否のBRICSが迎えうる地政学的な激変

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    金融分野を専門とするジャーナリスト、エルンスト・ヴォルフ氏はいわゆる移行経済期にある諸国の経済ポテンシャルはまだ使い果たされていないとの見方を示している。BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は世界経済の国際舞台でプレーヤーとしての確固とした地位を築いている。これによってドルは圧力を感じ始めており、これによって地政学的な激変が起きるかもしれない。

    スプートニク「BRICS諸国は独自の銀行を開設しましたが、これは徐々に足元を固めていると思われますか?」

    ヴォルフ氏「その通りです。この新開発銀行は徐々に発展しており、米国はすでにこれに懐疑的な目を向け始めています。

    問題なのは新開発銀行はドルのシステム内で作業をしているためにドルシステムを尊重せざるをえない。

    我々が忘れてはならないのは、国際金融システムはドルのシステムだということです。そして世界で唯一ドルを印刷する権利を有している機関が米国の連邦準備銀行です。米国はここ数年で実際に、全世界が米国を尊重せねばならない仕組みを作り上げることに成功しています。」

    スプートニク「米国の金融経済からのしがらみを断ち切り、別の主導的通貨を作り出すことは可能ですか?」

    ヴォルフ氏「これを米国人は全力で阻止しようと必死です。このシステムから抜け出そうという試みは今までもありましたが、これは血塗られた結末を迎えました。たとえばサダム・フセイン氏は自国の石油をドルではなくユーロで売ろうとしましたが。カダフィ大佐も金で兌換できる通貨を開始しようとしました。その結果がどうなったでしょう。今この2人ともがこの世に存在していません。表現を変えれば、米国は自国システムを維持するためならあらゆる手段を択ばないのです。」

    スプートニク「ロシアもまたトルコと組んで独自の経済回廊を作る試みを開始していますが。」

    ヴォルフ氏「そうですね。トルコとの発展プロセスは関心を呼んでいます。プーチン、エルドアン両大統領は先の会談で両国の取引をルーブル、リラ建てで決済することを合意しました。これは米国に対する宣戦布告であり、サダム・フセイン、カダフィ大佐が行おうとしたことに類似しています。これがどうなっていくか、私には興味がありますね。」

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      catss4
      三菱UFJのように 仮想通貨も あちらの 手段としてある ということでしょうか
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      hashimotofoto
      米イスラエルの覇権国家は終焉を迎えようとしている。真実とそれにまつわる自然淘汰が地球を覆いつつある。
      これはファションと似た様な物と思われ誰も止める事が出来ない一つの時の流れ。旧から新(真)へ変わりつつある。明日は嘘から真にもっと近づいている! 回りを良く見回して下さい、貴方もそれを感じる事ができます。
    • ネットもぐら
      ユダ金どもの思うようにならない世界が出現した。
      ネオコンと結託して潰そうにも軍事力での正面突破は到底無理。
      揺さぶりをかけるも中東は頓挫、次はいよいよ極東、希望も含め必ず失敗するも被害は免れまい、なにせアホバカマヌケが権力を掌握している。
    • unimaro unimaro
      だいたいだな、ドルを介して取引するから余計存するんだよ。
      余計当該国との取引の可能性が減るんだよ。
      貿易のアンバランスもドルが原因の一つなんだよ。
      ↑、
      自国通貨同士(できれば弱い国の通貨優先する)で貿易したら、上の3つは解消されるよ。
      経済強国と弱国の差が今以上に減るんだよ。
      今の世界のルールは、強い者のためにあるルール、でしかない。ぜんぜん公平ではない。
      「無関係なのは極力排除」
      これが鉄則の一つだろう?常識でさ。
    • kkkkowl
      日本は今後あちらの望みどおりに戦争に突入し、戦後デフォルトを起こすだろう。
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