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    Googleは米国の選挙運動を操作している?‐調査

    Googleは米国の選挙運動を操作している?ー調査

    © 写真: Youtube/SourceFed
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    米大統領選挙 (68)
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    通信社「スプートニク」は本日、学者で心理学者のロバート・エプスタイン博士(Dr Robert Epstein)の独占調査をご紹介する。

    エプスタイン博士は調査の中で、検索エンジンに予測候補を表示することでGoogleが世論を操作し、投票に影響を与えることができることを示している。

    スプートニク:自動的に変換候補を補完する予測変換機能の調査を行ったのはなぜですか?博士が懸念していることは何ですか?

    エプスタイン博士:Googleの予測変換機能は、ブラウザに表示される候補の点でBingあるいはYahooと異なっています。BingあるいはYahooは8-9つの検索候補を表示しており、それらは他の人々が探しているものを反映しています。以前はGoogleも同じことをしていましたが、検索エンジンは最近、最大で4つの候補を表示し、それらの候補は他の人々が探しているものとあまり共通していないことが多くなっています。6月、SourceFedに動画が掲載されました。この動画では、Googleがヒラリー・クリントン氏に関する検索のネガティブな候補を表示していないと主張されていました。動画はネットワークを介してすぐに広がりましたが、GoogleはSourceFedの主張を否定しました。私は、SourceFedは正しいのだろうか?と問いかけてみました。そして私も興味を持ったのです。なぜGoogleは1人の候補のためにネガティブな検索候補を表示しないようになったのか?その意味は?(と考えたのです)。」

    スプートニク:そこで博士は何をしたんですか?

    エプスタイン博士:2つのことを行いました。1つは私の同僚と私自身がSourceFedの具体的な主張を調査しました。私たちはGoogleがMrs.クリントンのために非常にポジティブな検索候補を頻繁に提供しているのに対し、BingとYahooは検索エンジンで7つのポジティブな候補とネガティブな候補を表示していることを確信しました。

    Googleの検索エンジン
    © 写真: Dan Taylor
    Googleの検索エンジン
    また我々は、Google独自の検索データ(Google Trendsによる)が、人々が実際にネガティブな情報を探していることを示している時でさえも、Mrs.クリントンのためにGoogleがポジティブな検索候補を提供していることを発見しました。

    Googleの検索エンジン
    © 写真: Dan Taylor
    Googleの検索エンジン
    その他に私たちは、Googleがたまにトランプ氏を含む別の人々のネガティブな情報を表示しているというSourceFedの主張も確認しました。なおMrs.クリントンのネガティブな検索候補は表示されません。

    Googleの検索エンジン
    © 写真: Dan Taylor
    Googleの検索エンジン

    スプートニク:博士が発見した事実は完全に明白なものですか?

    エプスタイン博士:いいえ。我々はルールの例外も見つけました。Googleが実際にMrs.クリントンのネガティブな検索候補を表示し、さらにMr.トランプのある種のポジティブな検索候補を表示したという状況です。このように、SourceFedの主張は全体的には論理的に正しいのですが、少し誇張されています。

    スプートニク:しかし博士はさらに何かを発見したのではありませんか?

    エプスタイン博士:その通りです。私はなぜGoogleがある人々のネガティブな検索候補を表示しなくなったのかを知りたくなりました。そこで私は、ネガティブな検索候補に対する反応はニュートラルあるいはポジティブな検索候補に対する反応と異なるのかを見るために、オンライン実験を実施しました。実験には米国の44の州に住む300人が参加しました。複数の分野における広範な調査は、ネガティブな刺激がニュートラルあるいはポジティブな刺激よりもはるかに大きな関心を引くことを示しています。

    スプートニク:明らかになったことはなんですか?

    エプスタイン博士:私たちは3つのことを明らかにしました。一つは、人々がネガティブな検索候補をクリックした回数が、ランダムに選択して表示された場合に予測される回数の約2倍だったということです。ネガティブな検索候補は関心を引くだけでなく、クリックの回数も増やすということです。2つ目は、間もなく行われる選挙結果を決める浮動票、まだ支持する候補者を定めていない有権者は、特にネガティブな検索候補に引き寄せられるということです。このような人々が調査用の質問でネガティブな項目をクリックした回数は、ニュートラルな項目の約15倍でした。3つ目は、民主党員らは共和党候補者たちに関するネガティブな情報により多くの関心を向け、共和党員は全て反対のことを行ったということです。

    スプートニク:これは何を意味しているのでしょうか?

    エプスタイン博士:我々は過去の調査から、検索結果を調整する方法が有権者の投票や人々の考えを劇的に変えることができるということを知っています。そして今私たちは、検索候補も同じようなことができることを知りました。1人の候補者に票を集めるためには、ただその候補者のネガティブな検索候補を表示せずに、ライバルのネガティブな検索候補をそのまま表示させればいいだけなのです。これによって次第に大勢の人々が支持する候補者のポジティブなWebページを閲覧するようになるほか、大勢の人がライバル候補のネガティブな情報を見るようになります。これによってまだ支持する候補者が定まっていない人々の20パーセント、あるいはそれ以上、ある人口統計学的特性グループの最大80パーセントの好みが簡単に変わるのです。このような方法で、好きなように意見を変えられる可能性があります。

    スプートニク:このような方法でGoogleは予定されている選挙でどれだけたくさんの票を変えることができるのでしょうか?

    エプスタイン博士:概算では80万人と320万人の間というところです。

    調査の全文は、こちらからご覧いただけます。

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