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    蓮舫

    日本の政治における女性:東京都知事、防衛相に続き最大野党党首

    © AFP 2018/ Kazuhiro Nogi
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    村田蓮舫氏が最大野党民進党の新代表に選出された。投票では500ポイント余りを集め、前外務大臣前原誠司氏や玉木雄一郎氏を寄せ付けなかった。実は台湾国籍を持っていたことが分かるという選挙前夜のスキャンダルも人気に影響は与えなかった。蓮舫氏は、国籍を放棄したと完全に思い込んでいたが、必要な手続きが踏まれていなかった、と述べた。真相はともかく、蓮舫氏が民進党の代表に選ばれたことは、意義深い、さらには歴史的な出来事だったと言える。

    選挙前夜、蓮舫氏は党改革の必要性を強く訴えていた。つまり近い将来、同党の日本の有権者の間でのイメージが更新されることになる。ロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのワレーリイ・キスタノフ所長がスプートニクにその見通しを語った。

    「蓮舫氏選出以前民進党の支持率・人気は極めて低かった。世論調査では支持率は10%程度、最近はこれを割り込んでもいた。2009年、同党は単に自民党がやったことを否定するというポピュリスト政党として権力を握った。そして、同党が統治した3年間、外政でも内政でも、同党はほぼ完全に失敗した。何より大きかった打撃は、福島の技術災害に対処することができなかったことだ。それ以来、野党として、同党は反対のみをこととした。支持も得られず、2012年に首相のポストについた安倍氏の方針に対置するべき建設的な計画を何一つ提案できなかった。しかし女性政治家であり2児の母である蓮舫氏の代表就任で同党のイメージは大幅に向上するかもしれない」

    また、これにより、日本の最高権力における女性の立場の強化が促進される可能性もある、とワレーリイ・キスタノフ氏。

    「蓮舫氏が参院選で東京の選挙区のリーダーであったということは、彼女が人気であることを示している。そして、政治において日本女性の役割が増加している傾向を補強している。これは自民党によっても確認された。今の東京都知事も自民党のメンバーである女性なのだし、防衛大臣も女性。安倍氏自身がこれに力を注いでいることも注目に値する。経済における女性の役割の強化、これも安倍首相が言い出したことだ」

    しかし、蓮舫氏の今後の仕事は楽ではない。課題は山積している。自民党の勢力は非常に強くなっている、とワレーリイ・キスタノフ氏。

    「蓮舫氏の弱点は国籍問題だ。また、今後、参院から衆院に移るための努力がとられる可能性もある。首相のポストを狙う者は通常衆議院から出るのだ。これも困難な課題である。具体的、明確かつ理解しやすい、本当に有権者に魅力的であるようなプログラムを策定する必要もある。実際、現在の民進党のプログラムは、彼女の人気を高めてくれない。同党の議会における議席はあまりに少なく、共産党その他の小規模政党と連合するに至っている。しかし、最も重要なのは、蓮舫氏が国際紛争を解決する手段としての戦争を否定する9条など憲法改正に向けた安倍首相の方針と議会で激しく闘わなければならないということだ。もっとも憲法9条修正に関する議論での反対主張は岡田元党首の最大の切り札だった。蓮舫氏もこの方針を続けるのか?」

    なお記事の中で述べられている見解は、必ずしも編集部の立場とは一致していません。

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