日曜日に神戸はロシア語を話す

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日曜日に神戸はロシア語を話す - Sputnik 日本
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23日、日曜日、神戸では第2回ロシア・フェスティバルが催される。このイベントは、在大阪ロシア領事館、神戸市及び兵庫県後援のもと、地元神戸に住むロシア人達が主催するユニークなものだ。その目的は、ロシア文化の保存と普及、そしてロ日間の文化・人道交流の発展である。

フェスティバルのプログラムは盛りだくさんで、神戸市民や関西圏の人達が、ロシアの伝統的文化そして今の文化を知るよい助けとなるだろう。いくつものコンサートが開かれるほか、名人指導の下でロシアの工芸品づくりに挑戦できるし、ロシア料理試食会、お土産品バザールも催される。このお祭りは昨年2015年に初めて行われたが、日本人の間で思いもかけない大きな関心を呼んだ。そのため主催者は、今回もっと高いレベルのものにしようと張り切っている。

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日曜日に神戸はロシア語を話す

スプートニク日本記者は、事務局長を務めるナターリヤ・ボゴウディナさんに話を聞いた-

「今年私達はフェスティバルを、神戸ハーバーランドの高浜岸壁モザイク地区のオープンスペースで行うことに決めた。少なくとも3千人は来てくれるものと期待している。入場は無料で、特に今年コンサート・プログラムは卓越したものとなる。2005年に埼玉県で創設されたロシア人と日本人の合同舞踊アンサンブル「マトリョーシカ」が出演する。またユーリイ・セレゼニ氏は、音楽家であり作曲家であり、ダンサー、曲芸師そしてショーマンでもある真の才能の持ち主だ。またロシア文化を深く愛し、ユニークなマトリョーミン・アンサンブルを創設し、それを指導している竹内正美さんも来て下さる。マトリョーミンというのは、外見はロシアの有名な入れ子人形マトリョーシカだが、その中には電子楽器、ロシアのレフ・テルミン博士が発明したテルミンボックスになっている。この他、有名な尺八奏者の吉田コウイチ氏も参加して下さる。氏は、大変お忙しい中、私達のために特別時間を割いて下さった。こうしたコンサート・プログラム以外に、日本国内にあるいくつかのロシア料理店も参加する。それゆえ、退場者には、ロシアの美味しい文化を体験できる楽しみもある。」

ナターリヤ・ボゴウディナさんによれば、神戸に定住するロシア人の数は、国際結婚や学生、そして招聘された大学の講師達などが増えたこともあり増加している。このフェスティバルがほかでもない神戸で開かれるのは、決して偶然ではない。ロシアと神戸の間の歴史的また文化的つながりはとても長く、その根は深いからだ。帝政ロシアの貴族達は、ロシアと日本の間に友好と通商に関する条約が結ばれた後、神戸にやってきた。

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1891年には、ニコライ皇太子(のちのニコライ2世)の日本訪問に関連して、神戸にロシア領事館が開設された。その後1917年の革命ののちは、多くのロシア人が、日本を経由して国外に亡命した。そうした人達の中には、神戸を定住の地として選ぶ人も現れ、日本文化に大きな足跡を残している。例えば、マカール・ゴンチャロフやフョードル・モロゾフは、神戸に高級チョコレート工場を作った。1927年には「神戸ロシア人亡命者協会」も設立されている。1929年には、文豪レフ・トルストイの娘アレクサンドラが神戸を訪れたが、これはロ日文化交流における大きな出来事となった。彼女は、神戸にほど近い芦屋に居を構え、父に関する講演会をしたり、日本の社会活動家や文化人と会ったりした。バレエ振付師のエレーナ・パヴロワも、多くの日本の娘達にバレエ芸術を伝授した。また大正時代(1912-1926)には、神戸に3つのロシア正教会の基礎が築かれ、そこではロシア語と日本語で祈祷式が執り行われていた。白軍の将校やその他の亡命者など多くのロシア人は神戸を終の棲家とし、今、神戸市立外国人墓地で眠っている。

ロシア人と日本人の感動的な関係については、文豪谷崎潤一郎の名作「細雪」中にも書かれている。もちろんロシアと神戸の、長年にわたる多面的な関係史を紐解けば、それは尽きることがない。その意味でも、今年のロシア・フェスティバルも、ロ日間に文化的人的交流の「互いに行き来する橋」を築こうという思いの流れの上にあると言ってよいだろう。なお来年には、ロシア・フェスティバルは、神戸市創建150周年を記念するものになるだろうとのことである。

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