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    ロシアと日本:ハイレベル会談を前に妥協を模索

    ロシアと日本:ハイレベル会談を前に妥協を模索

    © Sputnik/ Ramil Sitdikov
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    リュドミラ サーキャン
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    クリル諸島の帰属は日本にとっては議論の余地があるが、ロシアにとってはない。ロシアがこれらの領土に対する同国の主権の制限に同意することは決してなく、ましてや日本の管轄に引き渡すことはなおさらない。

    一方で我々は、双方が満足するような平和条約に関する妥協案を模索する用意がある。日本を訪問したロシアのワレンシナ・マトヴィエンコ上院議長は、このような声明を表した。マトヴィエンコ氏の訪問は、12月15日のロシアのウラジーミル・プーチン大統領の訪日と安倍晋三首相との会談に向けた準備の一部だ。

    マトヴィエンコ氏は、「ロシアが決して同意しないものがあることを十分に理解する必要がある。クリル諸島に対するロシアの主権の制限、ましてや日本の管轄への引き渡しは、その一つだ。これはロシア指導部のみならず、我々の全国民の立場だ。この点において我々には、いわゆる完全なる全国民に共通の意見の一致がある」と述べた。なおマトヴィエンコ氏は、60年前に署名された、戦争状態を終わらせ、両国の外交関係を回復させたソ日共同宣言は、今も基本的な法的文書であり、それは露日関係の基盤となっていると指摘した。マトヴィエンコ氏は、妥協に達するための条件のうち、まず国家間の信頼の強化と包括的な協力の発展を挙げた。マトヴィエンコ氏によると、露日関係の今後の発展のための前提条件は、過去数十年の2国間協力によってつくられた。マトヴィエンコ氏は、「全ては互いにさらに歩み寄るという政治的意志にかかっている。我々の側にはその意志がある。日本は、アジア太平洋地域におけるロシアの重要なパートナーだ。我々は最終的にロシアも日本も、両国の国民も満足する結果に達することを願っている」と指摘した。

    プーチン大統領と安倍首相が平和条約交渉の進展と、ハイレベル会談が成果のあるものとなることに関心を持っているのは明らかだ。経済協力の面では、何らかのポジティブな結果がもたらされることに期待できる。8項目からなる安倍首相の経済協力プランを受け、ロシアは49項目からなるプランを提示した。ハイレベル会談でその協定の調印も可能な、具体的なプロジェクトに関する意見交換は、10月初旬にロシアのアルカージー・ドヴォルコヴィチ副首相と安倍首相との会談で行われた。信頼や誠実さの度合いを確認することはできないが、プーチン大統領と安倍首相の間には信頼関係がある。一方で、領土問題解決に関する双方の立場は今のところ異なっているようだ。しかしここでカギとなるのは「今のところ」という言葉だ。関係者らによると、妥協の模索が行われている。サプライズを期待できるだろか?妥協点は見つかるだろうか?イエスの場合、双方は同じように満足できるだろうか?重要なのは、両国の世論である。これは重要な問題だ。

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