04:30 2018年06月24日
45歳の理学療法士の尾崎まさゆきさんはシリコン製のセックスドールを買ってから、彼女は自分の全人生の愛となったと告白している。

セックスドール 夫婦生活の代用品か現実逃避か?

© AFP 2018 / Behrouz MEHRI
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タチヤナ フロニ
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日本では毎年2千体のゴム製セックスドールが売れている。日本人男性には人間の女性との関係を絶って、セックスドールを使う選択肢がますます増えている。長野在住の中島千滋さん(61)は妻と2人の子どもがありながらプラスチック製のセックスドールとの生活を始めた。45歳の理学療法士の尾崎まさゆきさんはシリコン製のセックスドールを買ってから、彼女は自分の全人生の愛となったと告白している。彼らは世界のマスコミに漏れ、社会を驚かしたほんの数例にすぎない。

スプートニク日本

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45歳の理学療法士の尾崎まさゆきさんはシリコン製のセックスドールを買ってから、彼女は自分の全人生の愛となったと告白している。

もちろんセックスドールを買い、大人の遊びに興じるのは日本人男性に限らない。だが日本では生身の男性と心を持たない人形の間のこうした関係がすでに一種の傾向となっている感がある。スプートニクはこうした例は果たして多くの国にみられるのかどうか、またこうした関係を続けていった場合、どんな結果が待ち受けているのかといった問いを各方面にむけてみた。

ロシア人心理学者のナジェージュダ・マズロヴァ氏はこれについて次のような見解を明らかにしている。

「この状況には一度に数種類の心理、社会的ファクターが絡んでいます。第1に日本人は忍耐強く感情を意思でコントロールせねばならないと強いてしまうことです。この他日本人は結婚するときにロマンチックな感情からではなく、プラグマティックな要因が先に立つことが多いです。もう一つ重要な要因はインターネット技術がものすごい勢いで発達していることでしょう。先進国の人々は幼年からガジェット環境に暮らしています。このガジェットは簡単に従わせることができますが、生きた人間はそうはいきません。このためバーチャル空間内で機械を相手にやり取りしているほうがずっと安全で快適なのです。もう1点日本にある重要な様相は日本は本当にたくさん、緊張して働くのでみんなとても疲れています。ですから人形がうけるのです。男性は相手とやり取りするのに心理的に余計な努力をしなくてすみますからね。しかも相手は男性が望むすべてを与えてくれるでしょう。その与える量も男性が欲しいだけのボリュームですし、人形は疲れないし、文句も言わないんですから。」

このようにセックスドールの普及が進んでいるわけだ。男性のなかには人形との付き合いがベッドルームに限らない人も出てきた。自分の心配事を人形に打ち明けたり、人形を連れて散歩に出る、バカンスに出るという人もいる。セックスドールは現実を回避できる生身のパートナーの代理を務めるようになってきたのだ。これは世界全体に及ぶ傾向なのだろうか、ロシアでは一体どうなのか?

「これはもはや共通の傾向です。私のところに相談にくるティーンエージャーたちは同級生とのコミュニケーションに問題を抱えています。特別なコミュニケーションというのは今、中心となる問題のひとつです。今時の若者はFacebookやWhatsAppなどソーシャルネットで付き合うほうが楽なんです。そのほうが気が楽でしょう。好きな時にスタートさせて、やめることができるんですから。ただしロシアではこのプロセスはまだ始まったばかりですが、日本のようなハイテク国だとこれは問題になってしまうことがありうる。バーチャルリアリティーから生身の友達とちゃんとつきあい、デートの成立する現実の生活への道は時間の経過とともにますます難しくなっていくでしょう。」

そんな中で人形はますます生身に近づいている。触れば本物の人間の肌かとまがうほどだ。日本では今、年間2千体のセックスドールが売れており、1体あたりのお値段はおよそ6千ドル。こうした人形はロシアでどれだけの需要があるのだろうか? この問いをインターネット=ハイパーマーケット「 Condom-Shop.Ru」のアレクセイ・ガイダイ社長にぶつけてみた。

「うちのショップにも本物に最大限近い『リアルドール』がありますよ。今の価格では100万ルーブル(198万円)から上ですね。ルーブル安になる前に2体買っていたのは今の半額でした。こういった商品は日に何度か閲覧されていますが、買う人はいません。この価格ですからロシアでは将来性はないですね。お金を持ったものすごく限定された層にしか手が届きませんから、ロシアでは特に関心は持たれていないんです。人形と妻のように暮らす例があるかどうかは、私たちも全く知りません。」

1970年代に空気を入れてふくらませる、あまり親近感のもてない人形が発売されてから今日のリアリティ-満点である種の男性には生身の美女などよりずっと好まれるセックスドールまで、セックスショップ業界は発展を遂げてきた。この先どこまでいくのだろうか? 性科学者で性教育センター「Secrets (secrets-center.ru)」のプログラム・ディレクターのヴァレリヤ・アギンスカヤ氏はスプートニクに対して次のような見解を語った。

「セックス産業の発展とセックスロボットの質の向上でこれを頻繁に使う人が増えているのは事実です。ロボットは人間同士の付き合いの代用品になりえますし、限定された数の人々にはこのようにエモーションが限定されているほうが望ましいのです。それは人間の多様なエモーションはその人を不安にさせるからなんです。そうした人々にとってはロボットは孤独を癒し、多少なりとも生活の質を向上してくれます。ですがロボットがいかによくできていてもやはり生身の人間とは違います。人間は感情、思考のスペクトルも行動の幅もずっと広いですから。」

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日本, ロシア
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