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    意外と侮れない?ロシアのものづくりが目指すものとは

    意外と侮れない?ロシアのものづくりが目指すものとは【写真】

    © 写真: Anton Tushin
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    徳山 あすか
    日本は「イノプロム2017」のパートナー国 (11)
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    ロシア最大規模の総合産業博覧会「イノプロム」で盛り上がっているエカテリンブルグ。ハイテク技術の輸出といえばものづくり大国である日本の得意とするところだが、ご当地ロシアにも様々な企業がある。イノプロム開催期間中、スプートニクはロシアのユニークな企業を順次ご紹介していく。

    スプートニク日本

    個別の企業を紹介する前に、ロシア国営企業「ロステフ」(Rostec)について説明しよう。ロステフは、ハイテク製品の開発製造、そして輸出を目的に、2007年にロシア政府によって設立された持ち株会社だ。ロステフの傘下には様々な分野の約700社の企業がある。ロステフが目下の命題にしているのは軍事技術の民需転換であり、今年のイノプロムに設けられたロステフ傘下の企業のブースは、民需転換コンセプトに基づいて作られたものだ。国際的な武器市場はここ10年間拡大し続けているが、ロシアとしてはこれ以上の市場拡大は望めず、停滞期に入るとみている。今から民需転換を進めておくことはロシアの国益に適うというわけだ。

    電子光学製品を手掛けるシワべ・ホールディングス傘下の「ウラル光学機械工場」のアナトーリー・スルドヌィフ社長は、新生児用ベッドや治療器具、病室設備などの医療機器をPRした。新生児用設備はヨーロッパのレベルと遜色ないように輸出を前提に作られており、デザインも含めてエカテリンブルグで製造されている。国内利用はもちろん、東南アジアの病院への輸出が飛躍的に伸びている。

    • 取材に答えるスルドヌィフ社長
      取材に答えるスルドヌィフ社長
      © 写真: Rostec/Anton Tushin
    • 新生児のための設備
      新生児のための設備
      © 写真: Tokuyama Asuka
    • 最新鋭の病室。サンクトペテルブルクの医師と共同開発
      最新鋭の病室。サンクトペテルブルクの医師と共同開発
      © 写真: Tokuyama Asuka
    • RITEのエゴール・イワノフ社長
      RITEのエゴール・イワノフ社長
      © 写真: Tokuyama Asuka
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    © 写真: Rostec/Anton Tushin
    取材に答えるスルドヌィフ社長

    米国大統領選挙以降、「ロシアのハッカー」という言葉は悪い意味で有名になってしまったが、裏を返せばロシアのIT分野はそれだけ「何か凄いことをやりそうだ」というイメージがあるのだろう。今年できたばかりの会社「RITE」は、ロシアのIT技術を世界に輸出する目的で作られた。エゴール・イワノフ社長は「IT分野は世界的に見れば天然ガスよりずっと大きい市場で、ここで拡大していかないといけない。ロステフ傘下のRITEが企業と輸出先の間に入ることによって、IT企業だけが法的リスクをとることを避けられる。また、海外の産業セキュリティの分野に進出する際は、ロステフの信用力がポイントになる」と話している。ヤンデックスやカスペルスキーといった、単体でも力のあるような企業も、RITEの株主となった。RITEは設立間もない会社なので、経済制裁と関係なく活動ができている。例えばモスクワ市で利用されているようなポータルサイトシステムは、インドなどに輸出されている。

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