人工知能の未来とは?ロボカップ世界大会、ロシアチーム過去最多参加

© 写真 : Evgeny Shandarovロボカップ参加者
ロボカップ参加者 - Sputnik 日本
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7月31日、ロボカップ2017名古屋世界大会が閉幕した。ロボカップはロボット工学と人工知能の融合・発展のために日本の研究者らによって提唱された、国際的な自律移動ロボットの競技会である。20年前に名古屋で第一回大会を開催して以降、参加者は増え続け、今年は45か国から400チームが参加した。

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ロシアからはトムスク電気通信工学制御システム大学の代表(TUSUR)をはじめ、サンクトペテルブルグ、クラスノヤルスク、エカテリンブルグから計10チームが参加した。シベリアの古都トムスクは、ロシアにおけるロボカップの中心となっており、ロボカップロシア委員会もトムスクにある。TUSURは、2013年に東京で行なわれたロボカップジャパンオープンでの「サッカーシミュレーションリーグ3D」で一位を獲得している。

スプートニクはロボカップロシア委員会のエフゲーニー・シャンダロフさんに話を聞いた。シャンダロフさんはトムスク電気通信工学制御システム大学におけるロボット工学・人工知能研究室の室長でもある。

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ロシア代表にとって今回のロボカップはとても大事なもので、成功と言ってよいと思います。この20年間で、こんなに多くのチームがロシアから参加したのは初めてでした。アメリカや日本に比べるとロシアチームの経験はまだ浅いですが、競技で大変高いレベルを見せることができ、ライバルたちとじゅうぶんに戦うことができました。TUSURは初日に『テクニカル・チャレンジ』をこなし、グループ予選に進みました。メキシコには勝てましたが、台湾と韓国には叶わず、本選に出場できませんでした。エカテリンブルグのジュニアチームは発想力と芸術性が問われる『オンステージ』で3位になりました。

ロボカップは2050年までに人型ロボットでサッカーのワールドカップの優勝チームに勝つことを目標としている。ちょうど、2018年のワールドカップ開催地はロシア。ロボカップロシア委員会はこの絶好の機会を利用し、高校生以下のロボカップチームを100チーム以上作り、次世代のロボット研究者を増やしたいと望んでいる。

これより前、1月21日、東京の楽天クリムゾンハウスにて、第一回日露プログラミングコンテスト(日露青年交流センター招聘事業)が開催された。ロシアからはサンクトペテルブルグ大学を始め、プログラミングの強豪大学から学生22名が来日。日本からも高校生や大学生など33名が参加し、日露の優秀な頭脳が対決した。

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