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    大川航矢

    バレエ・アステラス2017:「賞に恥じない姿を踊れるように頑張った」

    © 写真: 瀬戸秀美、New National Theatre、Tokyo
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    モスクワ国際バレエコンクール金賞受賞者の大川航矢さんが、ガラ公演「バレエ・アステラス2017」に出演した。

    スプートニク日本

    7月22日東京の新国立劇場で開催された「バレエ・アステラス 2017」に、海外で活躍する日本人ダンサーが出演した。その中には、2007年からロシアで活動している大川航矢さんがいた。今年6月、大川さんは世界的権威のある「モスクワ国際バレエコンクール」で金賞に輝いた。「スプートニク」とのインタビューで大川さんは、コンクールでの金賞受賞、ダンサーとしてのキャリア、ロシアでの生活、そしてロシア料理への愛着について語ってくれた。

    大川さんは既に10年間ロシアで生活している。ボリショイ劇場での研修に始まり、ロシアのいくつかのバレエコンクールで優勝を果たし、ウクライナ南部のオデッサ国立歌劇場で活動したあと、2014年からはロシア中部カザンのタタール国立歌劇場でソリストとして活躍している。大川さんは既にいくつかの重要な配役を演じており、中でもグラン・パ・ド・ドゥ「ダイアナとアクティオン」は、「モスクワ国際バレエコンクール」での金賞受賞につながり、「バレエ・アステラス 2017」でも日本の観客から拍手喝采で迎えられた。

    スプートニク:今日の出演はどうでしたか?

    大川さん:今日は、今回日本に帰ってきて初めての日本での舞台だったんですけど、この間6月にあった「モスクワ国際バレエコンクール」での1位をいただくことが出来て、そのあとでの初めての日本での舞台だったので、とても緊張しました。やっぱり、日本のお客様にコンクール賞をもらったことで恥ずかしくない姿を見せることがとても重要なので、その賞に恥じない姿を踊れるように頑張りました。

    スプートニク:大川さんにとって、「モスクワ国際バレエコンクール」での1位をもらったことはどういう意味を持っていますか?

    大川さん:賞自体にはあまり意味はないと思っていて、でもその賞によってこれからの劇場での新しい役だったり、もし公演があればほかのバレエ団との契約だったり、そういうものがあったらいいかなと思っているところです。

    スプートニク:どうしてロシアでバレエダンサーとして活動すると決めたのですか?

    大川さん小っちゃいころにニーナ・アナニアシヴィリさんのガラコンサートのDVDを見て、ロシアバレエにすごく魅了されました。そこからロシアで学びたいという気持ちがすごく大きくて、モスクワのバレエアカデミーに4年間留学してたんですけど、卒業証書もいただけたので、ロシアのバレエ団で働けたらなあと思って、まあでも最初はウクライナのバレエ団だったんですけど、そのあとに今働いているタタールスタンのカザンの劇場で働くことが出来て、すごい嬉しいです。

    スプートニク:日本とロシアのバレエ学校の違いは何だと思いますか?

    大川さん:やっぱりロシアの学校ではワガノワのメソッドがちゃんと確立されていて、教科書になってあるくらいなので、本当にそういうふうに論理的にすごく基づいて、バレエをちゃんと生徒さんたちに教えているところが素晴らしいんだと思っています。そういう意味では日本は正確な誰かのメソッドというものがあまりないのかなというふうな印象があります。

    スプートニク:ロシアでの生活はどうですか?

    大川さん:最初はもちろん、1年目とかはたくさんびっくりすることがありました。お店の対応だったり、ビルもこういうふうに日本みたいになかったり、少し不便なところもあるんですけど、僕は10年もロシアにいるので、逆に愛情が出てくるものがあります。店員さんのそっけないところだったり、でも仲良くなったらちょっとしゃべるようになりました。ご飯も昔はそんなに好きじゃなかったんですけど、いまはすごいボルシチだったり、でもそのロシア料理というものもなんか、ガルブツィ(ロールキャベツ)だったり、好きな食べ物もいっぱい増えて、今ではすごい充実した生活を送れていると思います。

    スプートニク:ロシアで最も驚くことは何ですか?

    大川さん:やっぱり、ちょっと時間にルーズなところ。時間に遅れてきたり、正確に始まらなかったりするのは日本人としてはどうしてなんだろうって思うところはあります。

    スプートニク:現在のロシア文化の最も好きなものは何ですか?

    大川さん:やっぱり、バレエは一番好きですね。あとは建物だったり、僕の場合はよく見るのはいろんなところの劇場だったりするんですけど、そういう建造物もすごい美しいものがたくさんあって、そういうところは日本にもないところなのでとても好きです。

    スプートニク:暇な時間には何をしますか?

    大川さん:最近はロシア語も大分わかるようになってきたので、映画。ロシア語なんですけど映画館に行って、アクションとかやっぱり分かりやすいものを見てしまうんですけど、映画に行くのは最近、好きです。

    スプートニク:キャリアの目的と希望と期待は何ですか?

    大川さん:まだまだ今のバレエ団でもやれることはたくさんあると思うので、新しい役だったり、そういうのをたくさん受ければいいんだと思うんですけど、ほかのバレエ団からお声があったりとか、そういうのは今のところないので、自分の役の幅を広げたいと思っています。

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