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    ユニクロアトリウム店

    ロシアの若者はユニクロから正しいファッションを学ぶ

    © 写真: ユニクロアトリウム
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    リュドミラ サーキャン
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    ユニクロはロシアで日本を代表するブランドの一つとなりつつある。2010年4月、モスクワ中心部のロシアでもトップクラスのショッピングモール「アトリウム」 に、ユニクロのロシア1号店がオープンした。そして今年9月8日、4か月に及ぶ大規模な改装を終え、「ユニクロアトリウム店」は新たな装いで登場した。「アトリウム」 の2階にある店舗の面積はおよそ3000平方メートルと、約2倍に拡大された。

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    リニューアルオープンした「ユニクロアトリウム店」の新たなコンセプトは、ショッピングを最大限快適かつモダンにするというユニクロが目指すものと一致している。ユニクロのブランド「ライフウェア(LifeWear)」のコンセプトの基本は、は、シンプルで上質で長く使えるという日本の価値観を基に服を作るというもの。ユニクロは単に服を販売しているのではなく、ショッピングや着こなしをクリエイティブなものとして捉えることを教えてくれる。ユニクロがモスクワの近代美術館「ガレージ」と長期契約を結んだのも不思議ではない。ロシアの若者たちは、価格と品質が伴い、多面性を持ち、シンプルなデザインでファッショナブルなユニクロに恋をした。

    「ユニクロアトリウム店」のリニューアルオープンを前に、「ユニクロ・ロシア」の太田友幸CEOが、通信社スプートニクのインタビューに応じ、ロシアでの戦略や今後の計画について語ってくださった。

    スプートニク:ユニクロの店舗数はロシアで増え続けていますが、これはロシア市場における事業の見通しがいいということでしょうか?

    太田氏:我々はロシア市場の可能性を信じており、ロシア人をさらに幸せにできると考えています。私たちの「LifeWear」というブランドは、ロシアのお客様たちの生活に貢献できると強く信じていますので、「ファーストリテイリンググループ」としては、ロシア市場にもっともっと反応してお客さんの期待に応えていきたいと思っています。そういう意味では、非常にチャンスのある市場だと思います。

    スプートニク:日本と海外のユニクロに共通する基準というものはありますか?例えば、ロシアは寒い国ですが、冬のない国もあります。国や地域の特徴によって商品に違いはありますか?

    太田氏:基本的にはグローバルで、ほとんど同じ商品を販売しています。ただ、もちろんロシアは寒い国ですので、一つ一つのアウターの商品量は国によって違います。ただすごく面白いのは、例えば、一年中暑い東南アジアでも、実はダウンを売っています。東南アジアのお客様は、よく旅行に行きます。寒い国や、お客様にとって涼しい国に行くことがあります。その時に、東南アジアではもちろん基本的にダウンは着ませんが、旅行のためにユニクロに行ったら必ず暖かいダウンがある。私が何を言いたいかというと、もちろん地域によって気温、気候、生活は違うものの、我々の「LifeWear」の服というのは、世界中でオールシーズンの商品を売ることができるということなんです。すごくポテンシャルがあることだと信じています。なので、世界中で商品は一緒です。ただもちろん国によって多少商品一つ一つの量は変えているものの、我々は自信を持って商品を提供しています。ロシアについては、仰られる通り、すごく寒い地区なので、そこはロシアだけに限らず、同じように寒い国はたくさんありますので、世界中でより暖かい商品を開発し、努力できるかということを東京のメンバーと毎日ディスカッションしながら、商品をつくっていきます。「ヒートテック」という暖かいインナーには、実は3つのカテゴリーがあります。これは世界中であらゆるお客様がいろんなクライメイトに応じて商品を選べることを意味しています。例えばロシアでは外が寒い時に「ウルトラウォーム」という一番暖かいものを着ていただけます。すごく面白いのは、東南アジアではビルがすごく寒いんですね。実は東南アジアは毎日30度ぐらいの暖かい気温なんですけれども、実はオフィスではこの「ヒートテック」をお客様が着ていらっしゃったりしています。これは何が言いたいかというと、お客様それぞれがライフスタイルを持っていらっしゃり、我々はそのすべてのライフスタイルにこういった商品を提供できるところに自信を持っていますので、ロシアでもこういったより暖かい商品を作りながら、ありとあらゆる商品を、今後もロシアのお客様に提供していきたいと思っています。

    ユニクロアトリウム店
    © 写真: ユニクロアトリウム
    ユニクロアトリウム店

    スプートニク:近代美術館「ガレージ」とコラボレーションされていますが、これはユニクロがファッションを芸術として捉えているということでしょうか?

    太田氏:(社長の)柳井は、服は完成された部品だと言っています。それはなぜかというと、アートというのはすごく洗練されていて、本当にきれいであったりして、例えばこの「ガレージ美術館」も本当にきれいな素晴らしい美術館で、行った瞬間に「ワオ!」となるようなアートそのものです。見ていただければわかるように、我々も洋服屋ではできないようなアートですよね。お客様にプレゼンテーションを見ていただいて、やはり「ワオ!」と思っていただきたいですし、あとは商品一つ一つもすごくテクノロジーだったり、すごくこだわったクオリティーだったり、素材など、たくさんあります。これはある意味ではすごく芸術とつながる、シンパシーする部分があるなと思います。我々の商品がなぜ一つ一つこだわって作っているかということをお客様に是非感じていただきたい。そのような活動を近代美術館「ガレージ」で継続的にやっていきたいと思っています。そういう意味では、芸術とユニクロの服というのはシンパシーすると信じています。

    ユニクロアトリウム店
    © 写真: ユニクロアトリウム
    ユニクロアトリウム店

    スプートニク:ロシアにはユニクロの服を作っている工場はありますか?それともロシア向けの服は、ロシア以外の国で作られていますか?

    太田氏:ロシア政府との交渉をスタートしたばかりです。まだ生産は開始しておりません。ただ将来的にはこのロシアの地により貢献したいと思っておりますので、近い将来にロシアでの生産をスタートさせたいと思っています。楽しみにしていてください!

    ユニクロは現在、世界18カ国・地域に1800を超える店舗を展開している。ロシアでは、モスクワとモスクワ郊外に20店舗、またサンクトペテルブルクとニジニ・ノヴゴロドにも店舗を構えている。さらに近々、第4都市としてカザンにもオープンする予定だ。ユニクロの事業拡大計画は、今後も続く!

    ユニクロアトリウム店
    © 写真: Lyudmila Saakyan
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