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    どの都市がいつ水没するのか?人類が直面する喫緊の問題について、気候学者がスプートニクに語った

    どの都市がいつ水没するのか?人類が直面する喫緊の問題について、気候学者がスプートニクに語った

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    2017年末、18ヶ国以上、15000人の学者らが、人類の存亡に関わる脅威についてメッセージを発表した。スプートニクはこのメッセージに署名した学者のひとり、ステファン・ラームストーフ教授に話を聞いた。

    スプートニク日本

    ポツダム気候変動影響研究所の教授で気候学者のステファン・ラームストーフ(Stefan Rahmstorf)氏は、大規模災害と都市や島嶼を飲み込み得るような海面上昇を警告している。

    ラームストーフ氏はスプートニクのインタビューで次のように苦言を呈した。「最初に警告を出してからすでに25年が経ちますが、残念ながら、トレンドに改善は見られません。オゾンホールという唯一の例外を除き、大多数のパラメーターでトレンドは大きく悪化しています。例えば、私の研究分野である気候で言えば、二酸化炭素排出量の深刻な増加が継続しており、それに伴って大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、現在、過去300万年間で最大の数字に達していることが確認できます。そのため、地球の温度上昇も続きます。」

    このトレンドに歯止めをかけなければ、現状では深刻な災害につながるラームストーフ氏は警告する。すでに現在、人々は頻発化する異常自然現象に悩まされている。

    ラームストーフ氏は言う。「私たちが目の当たりにしているのは加速する海面上昇であり、これに歯止めを掛けなければ、長期的には、沿岸にある都市や島嶼国家の消滅に繋がります。」

    ラームストーフ氏は、まず最初に温室効果ガスの排出をゼロにすることが不可欠だと言う。米国を除くすべての国がこれを認識したという事実ことは、何はともあれ進歩である。2年前、気候に関するパリ協定が調印されたとき、すべての締結国が全員一致で、地球の平均気温の上昇を2℃より十分に低く抑えることを決定した。これは、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにしなければならないことを意味している。しかし、これを議論し決定するだけのみならず、一刻も早くこれを実現に移すことが必要だ。「そのために私たちに残された時間は極めて少ない」とラームストーフ氏は言う。

    ラームストーフ氏は、人が個人としてできることは多くあるという。「例えば、電力供給会社を選ぶことや、どこで休暇を過ごすのか、飛行機に乗って遠くに行くのかどうかを決めることがそうです。とても多くの日常的な決定が排出量の削減や増加に繋がっています。気候問題や環境問題では、食事でもエコロジカル・フットプリントに影響を与えることができるのです。」

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    自然, 研究, 環境, 地球温暖化
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