02:59 2018年07月19日
日本のトイレはハードモード 外国人の目線

日本のトイレはハードモード 外国人の目線

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アナスタシア フェドトワ
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2020年東京五輪と観光客の増加に備え、日本は全速力で進んでいる。日本の温水洗浄トイレの操作パネルのピクトグラム(絵記号)6種類を国際標準化機構(ISO)の国際規格に登録したのだ。海外からの人びとは日本のトイレで居心地良く感じられるか?この疑問への答えを、スプートニクに記事を寄稿するアナスタシア・フェドトワ氏が探った。

スプートニク日本

あまりに賢い便器

トイレがこなせる機能はただ1つ、洗浄だとの考えが染み付いている外国人にとって、日本のスマートな便器は確かに驚くべきものだ。より快適で、気持ちよく、自動化が進んでいる。これらの点は公衆トイレで特にアクチュアルだ。しかしどう利用すればいいのか?

外国人観光客啓蒙のため、日本のトイレ生産大手「TOTO」は、日本人の生活におけるトイレ文化の重要性と、スマートな便器が行える機能を説明する一連の動画を公開した。

同社の広報担当者によると、日本のトイレの全てが外国人観光客に衝撃を与える。自動で開く便蓋から主に女性トイレにある消音装置まで全てだ。

外国人観光客の日本滞在をあらゆる意味で心地よいものにするためにこそ、トイレの主要機能を説明する国際規格に則ったピクトグラムが打ち出された。ピクトグラムは海外市場への輸出の際にも翻訳費用を不必要にする可能性があり、役に立つだろう。

​ハードモードのクエスト

外国人と日本のトイレとの初めての遭遇は空港で何より頻繁に見られる。長い空旅と公共空間での滞在の後では、トイレのマルチ機能を楽しもうという意欲は起きないだろう。大きな問題は、洗浄ボタンはどこ?というもの。多くの日本のトイレに自動洗浄機能が搭載されてはいるが、ボタン探しは問題となる。このテーマはインターネット上の掲示板で一度ならず話し合われている。

例えばこのロシアの掲示板であるユーザーは、洗浄ボタン捜索をハードモードのクエストにたとえ、赤色の緊急ボタンや音姫ボタンを間違って押さないよう呼びかける。

しかしボタン探しの問題は短期交換留学で日本を訪れた筆者と20人ほどの女子大学生を困難な状況に置いた。ある日、夕食を食べた和食レストランのトイレがスマート便器だったのだ。私たちの大半は日本語を話していたものの、「小」と「大」が2種類の洗浄モードだとは誰も言い当てることができなかった。自力での苦しい試みの後、助けを求めてウェイトレスを呼んだ。

この米国のブロガーは、日本旅行は腹の問題によって興を削がれたと語る。自動的なウォシュレットの感覚が気に入らず、トイレの利用を恐れたのだ。

この記事では日本のトイレについて「温かい便座に座るのはすごく変だった。誰かが私の前に長い間座って、立ち上がったばかりという感覚を残した」と指摘した。

総じて、ネット上の反応を基にすると、外国人はまだ日本のトイレの利点を十全に楽しむ準備が出来ていないことがわかる。一方、この問題解決にピクトグラムの規格が役立つかどうかはわからない。なぜなら日本のトイレで外国人を驚かせるのはスマートな便器だけではないからだ。

床の穴

訪日観光客にさらなる衝撃を与えるのはいわゆる和式トイレ。感じやすい欧米人はしばしば和式トイレに入ることを拒む。

AFP通信が日本の観光庁のまとめとして伝えたところ、日本にあるトイレおよそ40%が和式。しかし五輪を前に控え、政府はうち大半を外国人の慣れ親しんだ洋式トイレに置き換えることを決めた。

だがロシアからの観光客は「和式トイレ」には怯まない。ロシアの多くの公衆トイレではこうした「床の穴」に遭遇することができる。

ロシアのブロガー「shkaf_gingemy」さんは「欧州人にとって伝統的な日本のトイレはカルチャーショック。私にとっては驚くことは何もない。ただ、座る方向が反対で、タンクに顔を向ける必要がある」と書き込んだ。

今年ロシアで開かれるFIFAワールドカップにそなえ、ロシアでもまたトイレを近代化し、「洋式トイレ」に変える計画が出されている。ロシアに国産スマートトイレが生まれることだってあるかもしれない。

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