08:29 2018年06月24日
露日交流年が正式にスタート

露日関係には激動の過去があった 未来はどうなる?

© Sputnik / Darya Gribanovskaya
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ロシア歴史協会が、露日交流年に貢献した。同協会は交流年を記念して、露日外交関係を記念した展覧会を開いた。展示会場では、ロシアと日本には激動の過去があったことを証明する数多くの文書や写真が展示された。 露日関係にはどんな未来が待っているのだろうか?通信社スプートニクは、展示会に訪れた人々に話を伺った。

スプートニク日本

展覧会では、ロシア外務省の公文書館やロシア国立古文書保管所の「日本との貿易関係構築」に関する1792年のエカテリーナ2世の勅令、日本における正教会宣教師団設立に関する政令、そこで暗殺未遂に遭った日本訪問に関するニコライ皇太子の日記、露日初の外交関係に関する条約となった1855年の下田条約のコピーなどが展示された。

  • 外務省のアーカイブ
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    © 写真 : Sputnik / Liudmila Saakyan
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外務省のアーカイブ

露日交流年の立役者の1人、国際文化協力担当ロシア大統領特別代表のミハイル・シヴィトコイ氏は、ロシアと日本には波乱万丈の過去があると強調し、次のように語っている-

「我々と日本の200年の関係の中で、我々自身が過去数十年間その歴史の一部となっており、歴史をつくりだしている。この数十年間にいろんなことがあったが、20世紀末から21世紀初頭までの新ロシアと日本との関係においては双方がポジティブな軌道をつくろうとした。もちろんすべてが上手くいったわけではないが、過去2年間の出来事と、プーチン大統領と安倍首相の間に構築された信頼関係は、露日関係には豊かで多様な過去だけでなく、有望な未来があると考える根拠を与える。我々と日本人は実際にお互いについてほとんど知らない。日本へよく出かけたり、反対に日本からロシアを頻繁に訪れている人々でさえも、あまりよく知らない。初めて日本に行った1987年、私には意識の変化が起こった。当時私はロシア文化が日本文化にこれほど大きな影響を与えたことを知らなかった。そして今、様々な活動分野を網羅する交流年の課題は、日本とロシアの住人の最も幅広い層を引きつけ、彼らに隣国の新しくて未知の世界を開き、ステレオタイプと不信感を払拭することだ。交流年は2019年6月まで続く。そのため組織委員会には様々な団体や組織からほぼ毎日のように新たな提案が寄せられている。我々はそのすべてを検討している。そしてその多くはサポートし、交流年のプログラムに加える価値のあるものだと考えている」

日ロ交流協会副会長の朝妻幸雄氏も、通信社スプートニクのインタビューに応じてくださった。

スプートニク:「あなたの知らないロシアがあります」という「日本におけるロシア年」のキャッチフレーズについて教えてください。

朝妻氏:私は日本はもっと歴史の中で良いところも悪いところも全部見ないといけない、都合の悪いところに目をつぶってはいけないと思ってるんです。日本はロシアの良いところをあまり知らないんです。歴史の中で悪いところばかり見てきたような気がするんですね。ロシアには良いところがたくさんある。私は日本人にそれを知って欲しいんです。私は日本の人たちにロシアについてもっと知ってもらうためにロシアの話をいつもしています。いろんなところで講演会をしたりとかね。それから大学の学生たちにロシアの素晴らしいところをいつもお話しています。文化について言えば、日本人はロシアの文化がものすごく高いレベルにあることをよく知ってるんです。ですからそういうところも知った上で頭の中で経済も政治も文化もみんな一つの国として(考える)。それが別々の国みたいになってしまっているんです。文化のレベルはすごく高い。政治は変な国。経済はポテンシャルはあるけれども信頼して大丈夫かなのかどうかというのを自分で判断できない。それは情報が足りないからです。もっとロシアについての情報を日本に対してたくさん流してあげないといけないと思っています。

スプートニク:露日交流年の役割と結果についてどのようにお考えですか?

朝妻氏:まず第一に言えることは、こういう機会をつくれたことがすごく、素晴らしくいいことだと思います。なぜかというと、交流年ということをやらないとなかなか日本は真面目にロシアを見ることをしないんです。ですから、こういう機会を両国の政府がつくってくれた。結果として私たちが、ロシアについてはこういう素晴らしい面があるんだと、文化も改めて見直したら本当にすごいんだ、それから経済の面でも新しい提案がたくさん出てきてると、そういうこともちゃんと知る。そういう機会をつくってくれた。それが要するに日露交流年だと思うんです。それを日本は上手く、ロシアもそうですけれども、お互いにいい意味で利用してもっと次の段階に上げていく必要があると思うんですね。

スプートニク:ロシアのプラスの面とマイナスの面についてどのようにお考えですか?

朝妻氏:ロシアの人たちは政治に対して諦めてしまうことがあるんですね。ロシアの人たちの悪いところは、日本と比べると、相手が弱いと思うとそこをすごく攻撃するということを平気でしますけれども、日本はお互いに相手国、相手の友達を尊敬してお付き合いする。ロシアの人は時々尊敬が足りないのかなと思います。ロシアの人は心は素晴らしいんですけれども、ビジネスになると少し信頼が足りないところがあるので、それが心配なんですね。でも私は日本の会社にはもっとたくさんロシアに来てください、あなたが思っているほどロシアって恐ろしくないですよって(言ってるんです)。恐ろしいロシア「おそロシア」なんていう変な言葉が使われていますけど、日本人が思っているほど悪い国じゃない。間違えてる人がいる。ですからそこをよく直して、考えて、積極的にロシア人とお付き合いして欲しい。お互いに知らなさ過ぎるんですよ。旅行者も少ないし。もっとお互いがしっかり知り合うことが大事ですね。

現時点で露日交流年のプログラムには約400件のイベントが含まれているが、これからまだまだたくさん増えるだろう。

タグ
露日関係, 日本, ロシア
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