15:36 2018年06月21日
史上初のソ日合作映画『大東京』

記念すべき第1回ソ日合作映画が東京で上映へ

© 写真 : Asahi Shimbun (1932)
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日本の映画愛好家に向け、東京都渋谷区の映画館で16日、興味深いレトロ映画が上映される。1つは史上初のソ日合作映画『大東京』。朝日新聞との協力のもとウラジーミル・シュネイデロフ監督が1932年に撮影したもの。さらに「日本ドキュメンタリー映画の父」亀井文夫が1941年に撮影した『小林一茶』となっている。

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『大東京』は1932年、ソビエト版と日本版が撮影された。日本では1933年7月に初上映され、ソ連では同年12月に初上映された。だがそのどちらもが、政治的理由をはじめとする様々な理由から両国で長年忘れ去られていた。日本のアーカイブから映画は見つからずに終わったが、ソ連版はロシアのアーカイブで最近発掘され、日本での上映に提供された。

亀井文夫の作品はソ連と大きく関係している。1929年〜1933年にかけて亀井はレニングラード(現サンクトペテルブルク)で映画芸術の教育を受けた。これは後に監督としての特徴、そして日本ドキュメンタリー映画の伝統形成に多くの影響を及ぼした。祖国に戻った亀井は『戦ふ兵隊』を制作したが、反戦的作風から上映が禁止された。そして『小林一茶』放映後は逮捕された。第2次世界大戦後、亀井は映画産業に戻った。劇映画を数本作ったが、ドキュメンタリー映画こそが亀井に栄誉をもたらした。 

特別上映には、1930年〜1950年代にかけてのソ日映画交流史を研究しているロシア国立研究大学経済高等学院准教授のアナスタシア・フィオードロワ氏が専門家として招待された。特別上映では亀井の映画とソ連での亀井の教師についてのトークも行われる。スプートニクのインタビューに対し、フェドロワ氏は、招待が研究に関係していると確認した。

「このテーマに関する私の本が最近出版された。東京での上映ではちょうど、著書に関するプレゼンテーションが行われる。残念ながら、著作権に関係する可能性もあるので大きなインタビューをすることはできない。だが1つ言えることがある。ロシア映画と日本映画のディティールにおける繋がりは歴史上に非常に鮮やかな1ページを残した。とはいえ、残念ながらそのことについて、多くの人々にはほとんど知られていないのだが。」

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文化, 露日関係, ソビエト連邦, 映画, ロシア, 日本
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