13:05 2018年07月19日
プーチン・トランプ両大統領の会談(アーカイブ)

「気難しい男たち」の露米首脳会談から期待できることは?

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「気難しい男たち」の会談から何が期待できるか?と題してロシア紙「ヴェードモスチ」は露米首脳会談についての記事を発表。会談はフィンランド首都ヘルシンキで7月16日に予定されている。同紙が話を聞いた専門家らは、迅速に組織された露米首脳会談は実質的な成果よりむしろ、宣伝の側面が大きいだろうとしつつ、それでも良いことだと指摘した。

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ヴェードモスチ紙は、プーチン大統領がサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会の閉会式直後にヘルシンキに向かうと指摘。トランプ米大統領は一方、ブリュッセルで7月11、12両日に行われる北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議に出席してすぐにヘルシンキに移動する。両首脳は何度も電話会談を行い、2017年には2度顔を合わせた。その場所は、ハンブルクで7月に開かれたG20サミットとベトナムで11月に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議である。

1986年に当時のゴルバチョフ書記長とレーガン米大統領が会談を開き、冷戦時代の終結に向かう第一歩となったようなブレークスルーはもちろん望めない。

ゴルバチョフ書記長とレーガン米大統領の会談
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ゴルバチョフ書記長とレーガン米大統領の会談

だが、共通点の発見は期待できる。そしてこれは現在の状況では劣らず重要なことだと、ロシア国際問題理事会のアンドレイ・コルトゥノフ理事長が指摘した。

一方、外交に詳しいロシア下院のウラジーミル・フロロフ氏は、両国が戦略的安定に関する発表を行い、例えば、2021年以降も新戦略兵器削減条約(新START)を継続すると発表するかもしれないと見る。フロロフ氏はしかし、対露制裁が協議されないと確信している。トランプ氏は議会の同意なしに制裁を解除できず、プーチン氏もこれを求めることはないだろうと指摘する。

両専門家の見解によると、首脳会談の大きな課題は空気の入れ替えと緊張緩和にある。グローバル課題の解決の名の下にオバマ前大統領が取り止めたフルフォーマットの連絡を再開することで合意する可能性もある。

オバマ前大統領とプーチン大統領の会談
© 写真 : Russian Presidential Press Office
オバマ前大統領とプーチン大統領の会談

プーチン氏にとっては、露米関係を良い方向へと見直すとトランプ氏の口から聞くことが重要になる。

トランプ氏にとっては、オバマ氏と違いロシアと話をつけられると示すことが重要だ。トランプ氏にとっては、完全な勝利でなければ全て、批判者によって大失敗だと解釈されるため、厳しい義務は一切ないだろう。合意の具体化は外交官が進め、大統領らはPRのままで留まるかもしれない。

この記事が公開されると、CNNは外交筋の話として、トランプ氏がプーチン氏に、紛争地域からの米軍撤退を加速するというシリアに関する取引を提案する予定だと伝えた。シリア問題は露米だけに関係するものではないため、世界が緊張しながらこの会談を待っている。

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露米関係, NATO, ドナルド・トランプ, ウラジーミル・プーチン, 米国, ロシア
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