01:22 2018年08月19日
ロシア・ウラジオストク

おそロシアではなく、おもしロシアへ

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一時期は外国人だけでなく自国民にも閉ざされていたウラジオストクは、日本で流行りの週末弾丸旅行先になりつつある。同地では現在もロシア海軍太平洋艦隊の本部が置かれ、シベリア鉄道のスタート地点で、多くの日本の歴史文化遺産が保存されている。その旨を伝える今年出版された「地球の歩き方Plat 17ウラジオストク」は、休日の数日間で最大限に旅行を楽しみたい人々を想定していることが特徴だ。ウラジオストクがモスクワやサンクトペテルブルクを置き、同シリーズがロシアで初めて個別に取り上げた都市になったことは興味深い。

スプートニク日本

2018年のゴールデンウィーク、成田空港や関西空港からウラジオストク行きの便は初めて搭乗率100%になった。ウラジオストクは日本そしてアジア諸国の人々の人気観光スポットになりつつある。多くのクルーズツアーが次々とウラジオストク港への寄港を組み込み始めた。ロシア大手航空会社「アエロフロート」の子会社「アブローラ」は需要が高まったことを受け、ウラジオストク-東京の便数を週4回に増やした。日本からの観光客流入の増加で大きな役割を果たしたのが、昨年8月に導入された査証(ビザ)要件の緩和とインターネットで取得可能な電子ビザだ。

太平洋観光連盟のキリル・プタペンコ会長は日本人観光客の増加とその好みをスプートニクに語った。

「日本人観光客の流入量は昨年全体で100%の伸びを示した。これはいい傾向だ。だが!絶対数で見るとこれはまだうんざりするほど少ない。昨年は中国人40万人と韓国人10万人に対し日本人は1万8千人。また日本からの観光客は主に50歳以上の人々によるグループ旅行だ。近年では若者の数も増えているが、基本的に彼らは全く異なる観光の好みを持っている。」

— どのような観光を日本人は好みますか?

「年齢層の高いグループは高水準のサービス、ゆったりとしたプログラム、劇場やバレエ、音楽、歴史など文化行事に金銭を費やす用意がある。喜んで、そしてそれ自体を目的に、マリインスキー劇場のワレーリイ・ゲルギエフ芸術監督が発起した国際音楽際に訪れている。」

「今年のフェスティバルは7月24日〜8月8日まで開かれる。」

「若い日本人は食やエキゾチックであったりエクストリームな観光を好む。これに対して私たちは極東料理やエクストリーム、ダイビング、地下探検などを提供できる。」

ポタペンコ氏はまた、日本の専門家がウラジオストクで「ダークツーリズム」を発展させるよう提案していると述べた。これは、チェルノブイリ原発事故のような惨事が起きた場所や戦争の爪痕が残る場所、劇的な歴史的出来事が起きた場所をめぐるツーリズムを指す。

日本の専門家のデータによると、過去10年でこうしたタイプの場所への訪問数は世界で3.5倍に増加した。ポタペンコ氏は観光スポットを更に提案する。

「露日戦争の経験を踏まえて建設されたウラジオストク要塞ツアーも組み込むことができる。ウラジオストクにはまた、多くの日本の文化歴史遺産が保存されている。1920年代には6000人以上の日本人が住んでいた。」

— 日本人旅行者の数が希望より多くない理由は何でしょうか?

「ウラジオストクは日本から一番近いヨーロッパの町で、ロシア文化の前哨地だが、残念がら、電子ビザのことを耳にしたことがある日本人は非常に少なく、ウラジオストクまで飛行機で2時間弱であることすら知っている人が少ない。簡素化されたとしてもビザを取得する必要があるということが、日本の若者層を押しとどめている。ちなみに、韓国とロシアはビザ免除措置を導入しており、中国人は個人旅行の場合のみビザが必要になっている。これは旅行への強い後押しだ。だが日本人観光客数の伸び悩みの深刻な障害は、情報不足とロシアに対する日本人のステレオタイプだ。そのため私たちの課題は主に、ロシアのイメージを『おそロシア』から『おもしロシア』に変化させることにある。」

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音楽, 観光, 経済協力, 文化, 露日関係, 日本, ロシア
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