17:42 2018年11月20日
日本、夏

「モスクワの夏に憧れる」 ロシア人はどのようにして日本の暑さを乗り切っているのか?

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アナスタシア フェドトワ
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暑さで苦しいからだろうか、あるいは灼熱の街中に出ないよう日本人に警告しようとしているのだろうか、セミが一心不乱に鳴いている。日本での気温が、歴史上最も高い値を記録し続けている。18日に京都で、23日には東京で、そして、これが最後の記録では決してないと思われる。日本人にとって、このような天気は試練ではあるものの、それでもやはり、夏の季節の分かち難い一部分である。一方で、外国人の大多数は、この天気から正真正銘のショックを受けている。スプートニクは、ロシア各地から日本にやって来たロシア人に対して取材を行い、彼らがどのようにして日本の夏に耐えているのかについて話を聞いた。

スプートニク日本

その前に、まずは一つの伝説を壊しておこう。ロシアでも、夏が非常に暑いことはあるのだ。ロシア西部の住民の大部分は、2010年の異常な暑さを現在に至るまで思い出している。当時、プラス45.4度という絶対的な最高気温記録が樹立された。

  • 2010年の異常な暑さ
    2010年の異常な暑さ
    © Sputnik / Sergey Guneev
  • 2010年の異常な暑さ
    2010年の異常な暑さ
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  • 2010年の異常な暑さ
    2010年の異常な暑さ
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  • 2010年の異常な暑さ
    2010年の異常な暑さ
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2010年の異常な暑さ

モスクワ近郊では高い気温により泥炭層が燃え始め、首都全体が1カ月にわたって刺激性の煙に包まれた。2018年には、ボルゴグラードにやって来たサッカーW杯ロシア大会の観客らが、我慢できない暑さについて不満を訴えた。ある日本人記者が認めるところによれば、市内は東京よりもはるかに暑かった。

だが、日本の夏はロシアのそれとは異なる。空が恒常的に雲に覆われて湿度が高いため、暑さに耐えていくのははるかに辛いことだ。

  • アナスタシアさん(女性)、サンクトペテルブルク出身

「日本の夏の暑さに向けて、日本人の同僚たちは前もって私に教え始めました。こんなふうに語っていました。とても暑く湿っぽくなって、毎晩気温が25度より低くには下がることがなくなると。何もかもまさにそうだと分かりましたが、でも私はこのことに、少なくとも心の中では準備ができていました。ロシアでは、このような天気に耐えていかなければならなくなったことはありません。確かに、とても暑い日はありましたが、基本的にあまり長くは続かず、一番長くても2、3週間でした。それがここでは、2、3カ月も続くのです。

暑い時の私の体調は正常です。幸いなことに、私個人については、暑さによって健康問題が引き起こされるということは全くありません。でも、このような天気は一日の予定に大きく影響します。

1分たりとも余計には外にいたくないので、夏は基本的に屋内で過ごしています。これはとても慣れない、そして少し寂しいことです。一般的に、ロシアではみんな、1年で一番嬉しい季節として夏を待っていますが、日本ではみんなが夏を怖がり、夏がもう少し速く過ぎてくれることを夢見ています。私は必ず日焼け止めクリームを使って、UVカットの日傘をさしています。通りでは、この気温にもかかわらず、パンティストッキングを、厚手のものさえ履いている日本人女性をとてもたくさん見かけるんですよ!私はそのようにはしません(笑)」

日本、夏
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日本、夏
  • Mさん(男性)、アナディリ出身

「私はエアコンの下にいるように努めていて、家ではいつもカーテンを閉めています。外には出たくありません、必要な場合であってもです。冬はとても寒かったので、夏はいつ来るのかと首を長くして待っていました。今年の夏は私が日本で過ごす初めての夏ではないのですが、この季節が来たとたん、冬が来てほしいと思うようになりました。何もする力がありませんし、息をすることもできません」

日本、夏
© AFP 2018 / Toshifumi Kitamura
日本、夏
  • ジェーニャさん(女性)、モスクワ出身

「私はたくさん水を飲んでいますし、日除けの帽子も買いました。一番暑い時には外へ出ないように努力して、塩辛い食事をとっています。こういう食事は身体の中に水分を留めて、汗の分泌を妨げるのです」

  • タマラさん(女性)、ウラジオストク出身

「何よりもまず、被害者の方々全員とその家族の皆さんに深い哀悼の意を表したいと思います。そして、今日本にいる人々全員に、この異常な暑さという環境のもとで最大限慎重になることと、自分と自分の身体を守る対策をもう一度講ずるよう頼みたいです。

私はウラジオストク生まれで、あの町では夏に暑くなることもありますが、夏の平均気温は20度で、最高でも33度、それに海風が吹いていてこんな湿気はありません!日本の暑さは、ロシアのバーニャ(蒸し風呂)のように、熱い空気でいっぱいで全ての方向から締めつけてきます。身体を一休みさせるために、家でじっとしていたり、絶えずカフェや店に駆け込んだりしなければなりません。私はいつも喉が少し痛いのです。毎年夏はこうなります。エアコンを長い時間使うと粘膜が乾いて、ばい菌がより簡単に体内に侵入できるようになると言われています。

この季節には何か良いものはないかと探したくなります。比較的安いスイカ、海やプール、昼間の時間が長い一日!気持ちの良い日本の秋まであと少しです」

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© AFP 2018 / Toshifumi Kitamura
日本、夏

この記事の執筆者にとって、日本における現在の夏は初めてのものではないが、明確なことは、最も辛い夏であるということだ。モスクワに住んでいた時、私は暑い国々に常に憧れていて、暑さを逃れてモスクワに去ってしまいたいと思うようにいつの日にかなろうとは、想像できなかった。今東京で昼間、私は大部分の日本人と同じように、必要がない時は外出せず、夜は濡れたシーツにくるまって就寝している。ケンブリッジ大学のピーター・マクノートン教授の助言に従い、冷水ではなく、温かい水、あるいは熱い湯を飲むよう努めている。熱い飲み物によって、身体がより多く汗をかき始め、それに応じてより迅速に身体が冷えるようになるのだ。そして、ひどく疲れるこの夏のあとにはもう間もなく、涼しい秋が必ず訪れるということを毎日、自分に思い出させている。

あなたはどのようにして暑さを乗り切っているだろうか?この記事に対するコメントやSNSでアドバイスを分かち合っていただきたい。

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