ジャーナリストとしての行動が犯罪扱い ヴィシンスキー氏の逮捕から100日経過

© 写真 : Facebook/ Cyril Vyshinskyロシアの通信社「リアノーボスチ・ウクライナ」のキリル・ヴィシンスキー記者
ロシアの通信社「リアノーボスチ・ウクライナ」のキリル・ヴィシンスキー記者 - Sputnik 日本
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キエフでロシアの通信社「リアノーボスチ・ウクライナ」のキリル・ヴィシンスキー記者(51)が拘束されて、今日、8月24日でちょうど100日が経過した。ヴィシンスキー記者は、今年5月18日、ウクライナ保安庁(SBU)がキエフにある同通信社のオフィスおよび記者らのアパートを家宅捜査した際に、国家反逆罪およびドンバスの自称共和国を支持した容疑で拘束された。ロシアとウクライナの二重国籍を持つヴィシンスキー氏には、この容疑により最高で15年の禁固刑が科せられる恐れがある。

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現在、ヴィシンスキー氏はジトミル市の拘置所に収容されている。裁判所は保釈金の納付を不可能とする強制措置をとっており、拘留期間は9月8日まで延長された。
ロシア外務省のザハロワ公式報道官によれば、ロシア領事館の職員はヴィシンスキー氏への面会を禁じられている。

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これより前、プーチン大統領は、ヴィシンスキー氏は「プロとして直接的な活動を行い、自身のジャーナリストとしての機能を果たした」ことが咎められて逮捕されており、これは「現在のウクライナ政権の政策が全く前例がなく、全く許されるものではない」ことを示すものと強調している。

ウクライナでヴィシンスキー氏が逮捕されたことは世界のジャーナリズムの激しい議論を巻き起こした。欧州ジャーナリスト連盟のリカルド・グテイレツ事務局長はこの状況を次のようにコメントしている。「我々の問い合わせに対し、ウクライナ政権がよこした回答にあげられた事実はジャーナリストの職務の一部をなすものだ。彼がクリミアの住民投票について記事を書いたことが列挙されているが、ヴィシンスキー氏の活動がウクライナ指導部に沿うものではなく、まさにこのために指導部は彼を国家反逆罪を犯したと咎め、逮捕することを決めた。我々は彼の釈放を要求し続ける。」

ロシア外務省は、ヴィシンスキー氏に関する状況の進展を常に監視していくと発表。同省はさらに、ヴィシンスキーが二重国籍を持つことを理由に、ウクライナ政府がロシア外交官と氏の面会を拒否していると明らかにした。

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