04:24 2018年12月14日
大阪

大阪で55年ぶり開催の2025年万博は「未来社会の実験場」誘致関係者、喜びの声

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徳山 あすか
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24日にフランス・パリで行なわれた博覧会国際事務局(BIE)総会で、2025年の万博開催地が大阪に正式決定した。他にもロシアのエカテリンブルクとアゼルバイジャンのバクーが立候補していたが、第一回投票でバクーが脱落し、決選投票で大阪がエカテリンブルクを制した。「初開催国が有利なのでは」という声もあったが、1970年以来二度目の開催となる大阪が、エカテリンブルクに31票という大差をつけた。

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万博のテーマは「いのち輝く 未来社会のデザイン」。誘致にあたり、今回の万博は日本のためだけに開催するのではなく、国連が掲げる持続可能な17の開発目標「SDGs」の実現に貢献するものであることをアピールした。関係者は、SDGsとの連動を世界に示すことで「万博の意義がより認められたのではないか」とみている。

2025日本万国博覧会誘致委員会事務局課長の森栄子さんは、誘致活動を終え、「どんな万博ができるのかわくわくした気持ちと共に、応援してくれた人に感謝でいっぱいです。日本がどんな万博を目指しているのか知ってもらい、共感をもって応援してもらう。時間をかけて、そういった流れを作ってきました。その輪が拡大し、130万人もの賛同者につながりました」と振り返る。

大阪万博の経済効果は2兆円と言われている一方で、「税金の無駄遣い」「単なる景気浮揚策」「万博そのものが時代遅れ」との声もある。1970年の大阪万博がそうだったように、以前の万博は高度経済成長を体現する国家イベントだった。インフラ整備の整った今、何をもって開催意義とするか、捉え方は様々だ。

森さんは、7年後の万博はかつての万博の焼き直しではなく、前例のないものになると話す。

森さん「万博は時代の経過や社会背景で大きく変わるものです。この万博をきっかけに社会のあり方や人生が変わる、そういった体験・経験ができるよう、未来社会の実験場となる万博を目指します」

ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学 iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授も、若かりし日に万博に影響を受けた一人だ。山中教授は研究所のツイッターを通して祝福コメントを寄せた。

​大阪万博は単なる一過性のイベントにとどまらず、イノベーションの起爆剤となり、世界を変えることができるのか。あと7年あるが、開催に向けた取組みはもう始まっており、近日中に運営組織が立ち上げられる。

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科学, 文化, テクノ, 日本
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